相場を見ることで経験値を得る
相場観を養うには眺めるだけでもいい
ぼくはFXで大負けしている過去があります。
2010年の話なのですが、ロスカットで100万円くらいが一瞬にして吹き飛びました。
理由は2つあって、
1つはFXを始めてまだ半年くらいで、FXの相場観を持っていなかったこと。
もう1つはレバレッジのことをよく分かっておらず、まだ大丈夫だろう、と思っていたら、相場のちょっとした変動で、あっという間にロスカットになってしまったことです。
為替という相場は、株式以上に変動が激しいです。
株式相場も結構見てきましたし、為替相場も10年弱見ているのですが、グロース株よりも為替の方が値動きが荒い感覚をもっています。
肌感覚ですが。
個人的な教訓として、為替でレバレッジを効かせることを止めました。
ぼくは信用取引だとか、証拠金取引だとか、そういうのは良く分からないし、分かろうとも思っていません。
一般的な現物買いの株式投資と違い、単なる投機で、利益を得ることだけが目的の射幸性取引だと見なしているからです。
失礼なことを言っていたら、すみません。
でもぼく個人的には、利益を得ることだけを目的に株式投資をしていないんです。
良い企業に資金を提供して、社会に付加価値を与えてもらって、世界に住む人々のくらしをより豊かで便利にして欲しい。引いては経済社会の発展を促し、さらなる成長につながって欲しい。
そんな思いを抱いています。
一方で、投機取引はその人がその取引をしたタイミングで儲かれば良い。それしかないと個人的に思っています。
その意味で、あまり深みがないように感じています。
本当を言うと、為替取引も深みがない部類の金融商品(投資家にとっては)です。
ただ米国株取引を主としている以上、為替相場も常に気に掛けています。
そして、相場の動きで、どうしても逆張り(下がってきたら買いたい)の衝動が出てきます。
100万円を損してから、投資単位を1万円にしました。
便利な世の中で、当時は最低取引が1万通貨のFX会社を使っており、日本円換算で100万円が最低投資額になっていました。
現在はSBI FX トレードさんにお世話になっており、1通貨から購入することができ、最弱投資家として、日本円換算で1万円をベースに取引しています。
不思議なもので、そうしただけで、負ける回数が激減しました。
為替相場はほぼ24時間動いているので、チェックする機会が多いのですが、買いで参入するのは、本当に相場次第です。
株式をメインにしているので、半年くらい為替は取引しないこともザラです。
ただ毎日、相場を見ているだけで、ある程度の相場観が生まれてきます。
これは下げ過ぎだぞ、、、
この急激な動きは反応しすぎだろう、、、
これが相場観なのだと思います。
そんなときでも相変わらず、ベースは1万円単位での投資です。
そして、相場がまだ下がれば買いにいく。
そんな方法でもある程度プラスの結果を残せています。
自分の中のポイントとして、
投資金額を許容範囲のリスク内に収めること、
売り買いするだけが相場との付き合いではないということ、
この2つが為替相場から習ったことだと思っています。
こーた