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債券クラスへの投資

現状を考えると債券クラスへの投資は不要

 

分散投資がリスクを抑える基本中の基本です。

 

伝統的投資資産には債券と株式が存在します。

 

オルタナティブAlternative)と言われる非伝統的な投資資産(REITやインフラファンド)も確かに選択肢としては、ありかと思いますが、やはり投資のコアに据えるにはイマヒトツでしょう。

 

そのような立場に立つと、株式と債券の比率を考慮して投資することが、分散投資を実行していることになるかと思います。

 

ただ個人的に債券クラスの投資は、現在の状況を考えると不要だと思っています。

 

理由は2つあります。

1つは、投資対象が少なすぎること。

もう1つは、金利が低すぎることです。

 

債券クラスへの投資に求めること。

 

それは、(株式よりも)低いリスクと、それに見合うリターンです。

 

個人的な感覚としては、決まった年数で償還される債券は、発行当初に利率も決定されており、将来のキャッシュフローが読みやすい金融商品ではあります。

 

しかし将来の支出が完全に見込まれている事象について、一定期間リスクの高い商品に投資し、運用することはリスクが伴います。

 

これはその人の置かれている状況によるでしょうし、個人差もあるでしょう。

2~3年以内に購入する自動車や、5年後に購入予定の自宅、10年後に予定される子供の教育費用など、どれは"運用"し、どれは預金等で"守る"のか、判断はわかれるところです。

 

ここで債券のリスクとリターンを考えます。

 

債券も株式と同じで、発行元が倒産したら、基本的に手元に帰ってくるお金はゼロと想定した方が良いでしょう。

株式なら間違いなく、債券であれば、残余財産が分配されるはずですが、確定までに時間もかかり、リスクを考慮するとゼロと見るのが妥当と考えられます。

 

それだけのリスクがあるにも関わらず、現状の利率は多くても年率1%ほどです。

償還期間が長ければ、もう少し良い利率の債券もありますが、とてもじゃないですが、そのリスクを負担する気になれません。

 

また日本においては、個人が買える商品の種類(発行元)も限られます。

 

一定期間内での償還と、確定利率を得るという目的に照らすと、投資信託のように、複数の債券がパッケージ化された商品は、倒産リスクが低減できる一方で、債券市場の動向で価額が変動するため、目的に見合わない恐れ(資金が必要なときに元本割れしているリスク)があります。

また確定利息が得られないため、キャッシュフローも読めません。

 

 

個人的な考えとして、確実な支出が見込まれる費用に関しては、定期預金か個人向け国債で運用するのがベストだと思います。

 

よって長期間で運用することを前提とすれば、ぼくはポートフォリオに債券クラスは不要だと思っているのです。

 

それでは海外債券クラスは?

ということになりますが、その話はまたの機会に。

 

こーた