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長期投資における決算発表の位置づけ

長期投資家は決算発表をどのように捉えるべきか

 

3の倍数月、の翌月ということで、決算発表が多い時期ですね。

 

決算発表が行われると、株価が変動しやすいです。

まぁ当然と言えば、当然ですよね。企業価値は、企業の業績から測る(予測する)ものですから。

 

経済新聞等で、好業績を発表した会社の株が上がり、業績が悪化した会社の株が売られる、なんて記事もありますが、当たり前すぎて笑ってしまいますね。

そりゃそうです。

 

米国企業は四半期のみを切り取った(前年同期比の)報道が主体である一方、日本企業は累計期間の業績報道が多いです。

例えば、アメリカだと年度がいつからいつまでだろうと、4-6月期の決算を発表し、前年同期比/アナリストコンセンサス比の結果が速報されます。

一方で、わが国・日本では12月決算企業であれば、1-6月期の累計決算が発表され、前年同累計期間比の業績がよく取り上げられます。

 

個人的に、日本もアメリカのように、四半期のみに主点を置いた発表・報道に変わって欲しいなと思います。

なにせ、累計にすると直近の業績が分かりにくい上、決算期が異なる会社との比較が困難だからです。

 

 

話を戻して、長期投資における決算発表のお話を。

 

決算発表は企業の通信簿。

企業が順調に成長しているのか、年間の利益目標に向かって順調に進捗しているのか、新しい工場の建設やM&Aの結果、予想外に費用が増えて収益性が悪くなっていないか。

これらを確認する機会になります。

 

長期投資をする上で、これら11つを取って、株価が急落したり、急騰したことで取引をするのは、本来的な長期投資の目的とは整合しないはずです。

 

ただ1つ例外と言えるのは、以前から狙っていた会社の株価が、投資の許容範囲内の水準に下落したときです。

 

このときは何の躊躇もなく、買いに向かうのが正解でしょう。

 

ただ1つ忘れてはいけないのが、急落した要因(ニュース)に気を配ること。

 

その事実は、自分が以前に描いていた企業の成長ストーリーに水を差していないか、見積りに修正がないか、ということは買いに向かう前に確認したいですね。

 

結論として、決算発表は大きなトレンドを読む上での材料であって、短期的に右往左往するような要因にすべきではない。

 

ぼくとしてはこのような理解で、決算発表後にすぐに買ったり、売ったりしないように心掛けています。

 

こーた