真心あふれる投資家になろう

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ESG投資に思うこと

我々1人ひとりの意識の向上が欠かせない

 

最近は異常気象が続きます。

 

猛暑に、地震、豪雨、台風、そしてまた猛暑。

 

被害に遭われた方へ、深くお見舞い申し上げます。

 

しかし、地球は一体どうしてしまったのでしょうかね。

 

もはや異常な事態が通常化しそうな状況で、地球の先行きを心配してしまいます。

 

この異常気象の原因、諸説ありますが、最有力なのはヒトの活動が関係しているという説。

 

分からなくはないですよね。

 

地球誕生から46億年と言われていますが、人間の文化的な発展はあのバビロン王朝が栄えた紀元前2000年頃から数えても、せいぜい4,000年ほどです。

 

また近代文明が栄えたという意味で、世界大戦から数えると100年ほどの歴史しかありません。

 

もはや人間の知恵と欲求が生み出した新常態(New Normal)、生活の水準は比べるべくもないほど豊かになっているのだと思います。

 

 そんな昨今、流行の兆しがあるのが、ESG投資です。

 

環境(environment)、社会( social)、企業統治(governance)に配慮している企業を中心に投資することを指します。

 

反対に解釈すれば、環境や社会、企業統治に疎い、あるいはおろそかにしている企業に投資しないことを指します。

 

考え方は素晴らしいと思いますし、機関投資家(特に年金基金等)が資産の一部をこのような方針の下で運用することは、投資で社会的な責任を果たすという意味で、間違った考え方ではないと思います。

 

公募投資信託としても、下記のような投資信託が存在します。

スパークス日本株式スチュワードシップ・ファンド(対話の力)

・日興エコファンド

・朝日ライフ SRI 社会貢献ファンド(あすのはね)

 

 それでは市井の投資家はESG投資に対してどのように取り組むべきなのでしょうか。

 

個人的な意見を述べさせてもらうと、インデックス運用を主体とする我々個人投資家は、基本的にESG投資とは距離を置いて良いと思っています。

 

なぜか

 

なぜなら、ESG銘柄の定義が明確ではないからです。

 

定義が明確でない以上、銘柄選定にどうしても恣意性が介入します。

つまりESG銘柄か否かの判断は、選ぶヒトの主観で決定される、ということです。

自然、投資信託の販売手数料は高めになりますし、結果がインデックスを上回るとは限りません。

 

ちなみに先ほどの3ファンドの信託報酬(税抜き)は下記の通りです。

スパークス日本株式スチュワードシップ・ファンド;1.7%

・日興エコファンド;2.0%

・朝日ライフ SRI 社会貢献ファンド(あすのはね);1.78%

 

 いずれも1.7%超です。

 

それよりも我々個人投資家にとって、もっと簡単にESGに配慮した行動をとることができます。

 

それは消費行動に反映させるということです。

 

どのような情報媒体であれ、昨今の状況であればESGに反する企業があれば、大々的に報道されることが多いです。

 

そのような企業が提供する物品やサービスを購入しないこと。

 

そのような行動を通して企業に意思表示するのです。

 

われわれ1人ひとりの力は弱いですが、マクロはミクロ(マイクロ)の集積から成り立っています。

 

個人投資家がESG投資を行うよりも、我々が高い意識を持って、ESGに反する企業に対して不買運動を通じて訴えかける方が、よほど効果的かと思います。

 

こーた