市場の非効率性
日本市場はまだまだ非効率なのか、それともやっぱり国力なのか
アメリカ市場は力強い成長が続いていますね。
住んでいない・英語が母国語ではない・等々、理由を挙げればキリがないですが、やはり米国市場との付き合いはインデックス投資が良いと痛切に思っています。
そう、痛いほどに笑
実感として言えるのは、米国株に個別で入るのはなかなかハードルが高いということ。
たしかにインデックスで上がるので、個別株で成功するのも相当チャンスが大きい気がしてならないのですが、ぼくの経験を照らすとなんと失敗が多いことか笑
もう諦めて、インデックスが一番だと言い聞かせています。
閑話休題。
今日は日本のマーケットのお話です。
本来、個別株銘柄でご紹介しようと思っていたのですが、ちょっと違う趣旨で先に取り上げたくなりました。
ヒノキヤグループ(銘柄コード:1413)です。
四季報のお言葉を借りると
ヒノキヤグループとは、”エコハウス中心に規格型注文住宅の請負・施工。東京周辺で分譲住宅。断熱材施工でも急成長中”の企業グループとのことです。
ぼくとヒノキヤグループとの関係や、ヒノキヤグループの企業紹介はまたの機会にゆずるとして。
今日8月27日のマーケットでヒノキヤグループの株価が5.92%急騰しました。
ちなみに、ヒノキヤグループ株式はぼくの全資産の2割ほどを占める、個別銘柄では最大資産となっています。
なので、ことさら同社の株価には注意を払っているのですが、ではなぜ今日の株価が上がったのか。
ニュースを探してみても、今日は特段新たなニュースが発表されたという事実も見当たりません。
苦労の末にたどり着いた答えが、どうやら今日の午前中10:00~11:00にアナリスト向け説明会を開催しているらしい、という事実。
1日チャートを確認すると、見事なまでにアナリスト説明会の開催中から株価が上昇していることが確認できます。
今日何度か同社HPを閲覧しているのですが、27日23:00時点でも、同社HPには説明会資料がアップデートされていません。
ここから何が言えるのか。
情報が公正に開示されていないのです。
もちろん、株価の上昇がアナリスト説明会ではないという可能性も否定できません。
しかし、恐らく高い確率で、アナリスト説明会が起因になっているのではないかと推測されるのです。
そしてその情報を入手できたのは、アナリスト説明会に参加することが許された一部のヒト・あるいは組織だけなのです。
つまり今時点でも、その情報は市場には完全に織り込まれていない状況だと言えるのです。
よって、市場は非効率な常態だということです。
効率的市場仮説では、新たな情報は瞬時にマーケットに織り込まれると考えられています。
非効率であればあるほど、ヒトの裏をかくことができる、つまり情報を先に入手できたものが、勝つことができる機会ができるのです。
理論的にはそうなのですが、情報を入手できないものからすると、なんとも歯がゆいものです。
日本のマーケットは、インデックスに勝てるアクティブ投資信託の比率が米国よりも高いそうです。
つまり日本市場は米国市場よりも非効率だという結論が導けなくもないのだと思います。
もしくは単なる国力の差なのでしょうかね。
こーた