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2018年の相場を振り返る

2018年の相場はどうだったのか?

 

みなさんにとって、2018年はどのような年でしたでしょうか。

 

簡単に2018年の相場を概観したいと思います。

 

まず、日・米・新興国の1年の値動きを確認します。

 

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青色がアメリカ(VTI)-7.7%、赤が日本(MSCI Japan)-15.9%、水色が新興国(VWO)-18.42%です。

米国Yahoo! Financeから抜粋しました。そのため、いずれも米ドル建てとなります。

 

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次に配当・為替の影響を除くため、投資信託で比較してみました。

青が楽天全米-8.4%、赤がニッセイ外国株式インデックス-11.1%、緑がeMAXIS新興国インデックス-17.6%、オレンジがニッセイJ-REITインデックス+10.6%、黒がニッセイ日経225インデックス-10.5%です。

 

結果論から言えば、新興国が18%減少と1番パフォーマンスが悪く、米国・先進国・日本株式がマイナス10%ほどで同じようなパフォーマンスで続き、J-RETIが唯一プラス10%の結果となりました。

 

新興国の株価は1月を天井に、きれいな右肩下がりとなりましたが、11月以降は水準を維持しています。

 

米国は10月までボックス相場というか、2月の急落から持ち直していたのですが、10月での下落、並びに12月での急落が目立ちます。

 

日本株は良くも悪くも、その中間的な動きをしています。

 

円建てで見ると、7月〜10月を除き、見事に米国・先進国・日本のトレンドは重なって見えますね。

つまり円高が進んだということでしょう。

 

米ドル建てで見ると、米国株が圧勝ですが、円建てで見ると、米国株・日本株は良い勝負だったと言えるのではないでしょうか。

 

特異なのが、やはりJ-REITです。

 

J-REITは、個人投資家による毎月分配型の投信解約が長らく続き、軟調地合が続いていましたが、ようやっと解約売りが落ち着きました。

 

経済状況以外の要因で価値が変動する、という典型的な好例なのではないでしょうか。

 

 

結果論から言えば、新興国株の下落が顕著ですが、相場の変動にとらわれず、毎月淡々と積立投資を行っていれば、新興国株でも米国や日本株に負けず劣らずの結果を残せたのではないでしょうか。

 

J-REITの例で言えば、ここ数年しばらく続いた解約売りの期間も、淡々と積み立て投資を行っていれば、2018年は利益を積み増せたはず。

 

やはり投資は相場の善し悪しに関わらず、"淡々と買う"のが正解だと、体現せんばかりの結果なのではないでしょうか。

 

インデックス投資家にとっては、年初に比べると含み損益が10%~20%ほど下がったのが2018年ではないかと思います。

 

2019年も相場が下がれば仕込み時、と捉えられるほどの気持ちの余裕でのぞみたいですね。

 

こーた