マーケットとの付き合い方
ながーーーーーーい、お付き合い
みなさん、このコロナ状況禍でいかがお過ごしでしょうか?
また身の回りの人、家族、友人、知人、大切な人とどのように関わりを保っていらっしゃいますでしょうか?
そして、マーケットとはどのようなお付き合いをなされていらっしゃいますでしょうか?
マーケットは参加者全員の意思で動いています。
言ってしまえば、マーケットも生き物なのです。
マーケットのすごいところは、誰か特定の人が左右できるものではないところです。
本当に参加者全員の意思なのです。
確かに数万円・数十万円という単位の参加では、マーケットそのものを左右することは全くできません。
逆にマーケットにのみ込まれてお仕舞いです。
でも本当にそうなのでしょうか?
仮にこのように考える人がいたとすると、その考え方こそが間違っていると僕は思います。
なぜなら、マーケットを左右する、すなわちマーケットを出し抜こう、一発当ててやろう、と思うその発想自体、よこしま(邪)な部分がある、自惚れがあるのだと思うのです。
友人と、トランプゲームなり麻雀なり、簡単な賭け事をするとします。
あなたは運良く1ゲーム目に勝ったとします。
そしてその調子で2ゲーム目、3ゲーム目と勝ち続けたとします。
おそらく気分が良いことでしょう。
しかし4ゲーム目、5ゲーム目と進み、勝ち続けることができたとして、果たしてそのときもずっと良い気分が続くでしょうか?
自分は他の人のお金を手に入れることができ、知人は負け続け、彼らのお金が自分のものになっていくのです。
少しは罪悪感なり、申し訳ない気持ちが芽生えたりしないでしょうか?
それはおそらく、あなたが周りの人間を知っているから。
長所や短所があることを知り、尊敬できる部分があり、何かしら自分との接点がある。
末永く良い関係を築いていきたい。
翻ってマーケットはどうでしょうか?
不特定多数の者が参加し、相手の顔すら見えない。
おそらく外国人もいれば、ファンドなどのプロもいる。
そんな相手にいくら勝とうが、あるいはそんな相手がいくら負けようが、こっちの知ったことではない。
それではあまりにも礼儀がないと思うのです。
マーケットも生き物なんです。
ヒトの意思なんです。
博打みたいに一発狙ってやろうなんて思わずに、ながーいおつきあいを前提に、敬意と礼儀をもってマーケットと向き合ってみられてはいかがでしょうか?
こーた
博打と投資の違いってなかなかむずかしいですよね。
買った株は必ず下がります。買った直後から右肩上がりすることは滅多にないでしょう