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NZAM・ベータ NASDAQ100

NASDAQ投資の新たな選択肢

 

ひっそりとではありますが、NASDAQ100連動型で信託報酬が最安値の投資信託が登場しましたので、ご紹介しようと思います。

 

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NZAM・ベータ NASDAQ 100 (信託報酬 税込0.44%)です。

 

NZAMとはNorinchukin Zenkyoren Asset Managementの略で、農林中金全共連アセットマネジメントが運用する投資信託になります。

 

農林中金全共連アセットマネジメントは51%が農林中央金庫、49%を全国共済農業協同組合連合会保有しています。

 

農林中央金庫は元々特殊法人でしたが、現在は民間金融機関の位置づけで、国内最大級の機関投資家でもあります。

 

一方、全国共済農業協同組合連合会は、いわゆるJA共済のことで、主に農業従事社の相互扶助を目的とした自律組織です。

 

NZAMは2014年にNZAM 上場投信 TOPIX Ex-Financials (1596)とNZAM 上場投信 東証REIT指数(1595)を上場させ、2019年2月にTOPIX日経平均225、JPX日経400、東証REIT Core指数に連動するETFを4本上場させています。

 

設立の経緯からGPIFのように公的機関・機関投資家の位置づけが強かったのですが、民間金融機関としての位置づけ、金利環境や農業従事者の高齢化などを背景にリテール業務への展開を図っています。

 

 

昨今飛ぶ鳥も落とす勢いのApple, Amazon, Alphabet (Google), Facebookが上場する NASDAQですが、現状NASDAQ全上場銘柄で算出されるNASDAQ総合指数に連動する投資商品は存在せず、アクセスするならNASDAQ100という代表100銘柄で構成される指数に連動する商品を買うことになります。

 

最も代表的なのがInvesco QQQ trustと呼ばれる本国アメリカのETFで、純資産が約1兆円、Expense Ratioが0.2%となっています。

 

もし円貨で投資するなら、野村アセットマネジメントが運用するNEXT FUNDS NASDAQ-100(1545, 信託報酬 税込0.495%)か大和アセットマネジメントが運用するiFreeNEXT NASDAQ100インデックス(信託報酬 税込0.495%)しかありませんでした。

 

ここにNZAMが最も低い信託報酬で参入してきたことになります。

 

3月12日の設定で、トラッキングエラーが起きやすい設定1ヶ月目は、ベンチマークが12.41%の騰落率に対して、当ファンドは12.16%とまずまずの水準でした。

 

新たな競争が今後、投資家の利便性を益々高めてくれることを願います。

 

こーた