米ドルの為替レート
それなりに米ドル安の水準になってきた
直近で1米ドルが106円を切ってきています。
7月24日のNY市場では一時1ドル105.678円まで円高が進みました。
リーマンショック、東日本大震災を経て、2012年前後に75円近辺まで円高が進みましたが、80円を超える円高が起きる事態はなかなか想像しがたいですね。
(どういった事態が起これば日本の円だけ通貨高が進むのか、想像してみるのは楽しいですけれど・・・)
つい最近まで何か起こると、「低リスク資産の円が買い戻され・・・」と報道され、円高になる傾向が強かったですね。
今年のCOVID-19でも一時101円台まで急激な円高が進行しましたが、そこから一転、有事のドル買いということで110円台まで短期で戻しました。
金利が低い日本円の方がリスクが低い、という報道にはどこか腹落ちしない部分がずっと残っていました。
本質的には米ドルの方が日本円に比べて信用も高く、リスクが低いと考えられるので、より肌感覚に合った相場と感じられます。なにせ米ドルは基軸通貨ですからね。
それがまた直近では105円に近づいてきているわけです。
世間的にあまり円高という報道がなされていないようですね。
影響がどうこう、原因がどうこういう報道をあまり目にしない気がします。
この105円近辺のドル水準ですが、それなりに買い場なのではないかと個人的には思っています。
今日の日本経済新聞でアメリカの実質金利がマイナスになってきた、との報道がなされていますが、日本円に比べればよっぽど魅力的な通貨であることは間違いないと思います。
長期的な視点から魅力的な投資先・保有先は下記の順になると個人的には思っています。
米国株式>米ドルMMF>米国債券>日本円=日本円債券=日本円定期預金
しかし米国株式は割安とは言えない水準ですし、金利が低い米国債券も魅力があるとは言えない水準、金利がゼロである日本円に関してはもはや債券は投資先としての意味をなさず、通貨だろうが、債券だろうが、預金だろうが違いはないです。人口同様右肩下がりは不可避ですね。。。。
過去のトレンドから見ても、1ドル105円水準は手元の円をドルに交換するそれなりに良い水準ではないかと思っています。
こーた
日本円は米ドルに対してずっと減価している実態があります。
まずは少しずつからでも始めてみたいですね。