消費者小売企業は今が最初で最後のチャンス
危機はピンチとチャンス
よく言われることですが、危機という言葉にはピンチとチャンスが同時に存在しています。
コロナ禍で企業業績も個別企業起因ではなく、業種によって説明できる善し悪しな結果が相次いでいます。
下記が7月31日付けのTOPIX企業の値上がり率ランキングです。
マネックス証券さんのメールから転載させてもらっています。
日本企業は長く、BtB企業がBtC企業をアウトパフォームする傾向が強かったと思います。
キーエンス、信越化学、村田製作所、日本電産、ソニー、こういった企業は他社の製造する製品や工場稼働を支える企業と言ってよく、対企業で儲ける会社、BtB企業と言ってよいと思います。
一方でBtC企業で成功を収めている企業は国内ではなかなか見当たりません。
強いて言うなら任天堂、ニトリ、オリエンタルランド(OLC)、ファーストリテイリングといった当たりになるのでしょうか。
しかしコロナ禍で、人々がなかなか外出できない環境になり、家庭で過ごす時間が増えたことで、消費者小売企業がかつてないほど飛躍できる環境になっています。
上記の値上がり率ランキングにも顔を出している、ZOZO、味の素、カルビーなどはその典型でしょう。
実際、その業績もなかなかのものでした。
ここで結果を残せなかった消費者小売企業は恐らく未来永劫チャンスをものにすることはできないでしょう。
投資という視点では、人口減少社会で、かつ世界展開ができている企業が少ない日本の消費者小売り企業に投資する勇気や意欲はなかなか出てきませんが、ピンチを飛躍のチャンスにする企業が出てきて欲しいものですね。
こーた
コロナ禍での投資について書きました。
マーケットは上がっていますが、個人レベルでもピンチのときに行うべきことはありますね。