余剰資金をどうするか
使うか、投資するか。預金はあり得ないでしょ
余剰資金を定期預金に回しているヒトが身近にいました。
下記が1801年から2001年の株式・債券・現金・金の価格推移です。
こちらのページから抜粋させていただきました。とても良いページですので、もしご興味がありましたらぜひ。
<6>1ドルを60万ドルに変えた、資本主義 | トウシル 楽天証券の投資情報メディア
物価が上昇している国で現金を溜め込むことは、これすなわち資産を削っていくことに等しいです。
なぜか。
物価上昇とは、今年1個100円のリンゴが、来年には110円になっていることを意味します。
つまり10%のインフレが起きたわけです。
ここで預金の利率が10%であれば、実質的にはプラスマイナス ゼロになるわけです。
みなさん、もう一度言います。『プラスマイナス ゼロ』です!!!
決して10%儲かったわけではないのです。
それに加えて、金利は物価上昇率よりも低いラインで設定されることが多いです。
物価上昇時は後追いで利上げするケースが多いですし、物価下落時は先んじて利下げするケースが多いです。
中央銀行の金利調整機能が、そもそも市場に対応して行われるものであるから、ある程度仕方ない部分ではあります。
今の日本の金利は限りなくゼロに近いです。
定期預金の金利もゼロと言っても過言ではないでしょう。
債券もリスクの割に金利(リターン)が低すぎます。
満期まで保有する前提であれば、投資する価値のあるものもありますが、最低金額が大きいものがほとんどです。
そこで余剰資金をどのように運用すれば良いのか。
必要最低限の日本円を手元に残せば、残りは株式で運用して行くのが最も理に適っていると考えられます。
一定規模の金額を一時に市場に投入するのは好ましくありませんが、比較的小規模の金額を毎月一定ずつ市場に投資して行くというのはとても好ましく思います。
こーた
現金は安全か?
海外債券クラスの投資も考えものです。
結局のところ、自分の運用スタイルを確率することが1番重要だと思います。