全世界投資が正解か、アメリカ株投資が正解か
要はどこまで基本に忠実になるか、どこまで利益を求めるのか、の話になる
インデックス投資において、全世界を投資対象の核(コア)とするのか、アメリカ株式を投資対象のコアとするのか、ヒトによって答えは違ってくると思います。
答えの無い、だからこそ議論のし甲斐のある話題だと思います。
結論から言うと、インデックス投資の原則論に従うと全世界投資が正解だと思います。
何しろ浮動株調整後の時価総額加重平均で投資をするのがインデックス投資である以上、世界中で上場している会社の株式すべてを母集団にして、投資を実践するのがインデックス投資のあるべき姿なのだと思うからです。
それではなぜ米国株式を投資のコアとする投資家が数多く存在するのでしょうか?
それは米国経済の成長が、他国の経済成長を上回ると信じるに値すると考えるヒトが数多く存在するからでしょう。
つまり米国株式を投資対象のコアとするヒトは、全世界投資を行うヒトに比べてアクティブな(インデックスを上回る投資成績を求める)投資を行っているのです。
少し誇張した表現をすれば、インデックス投資をするのか、アクティブ投資をするのか、という議論と同じ土俵の中の話なのです。
地理的に特定の地域だけを投資対象にしている、という点において、米国株投資は、全世界投資に比べてインデックス投資ではないのです。
しかしアメリカの経済が失速すれば、世界経済が失速するほどの影響力があります。
アメリカで起きるイノベーションが世界経済を加速させるほどの影響力があります。
Apple、McDonald's、Amazon、Caterpillar、Google、Coca-Cola、Facebook、Johnson & Johnson
アメリカは歴史の長い企業も、歴史の浅い企業も、世界を牽引する力を持っています。
他国を圧倒的に凌駕するイノベーション力があり、他国を圧倒的に凌駕する経済力があります。
そんなアメリカを信じることができるヒトにとっては、アメリカ株投資が最も合理的で最適な選択になるのでしょう。
いや、世界中の国にチャンスがあり、次はどこの国が覇権をとってもおかしくない、若しくはどこの国が世界経済のリード役になってもおかしくない、あるいはそんなことすら考えることは予測不可能であり、全世界に等しく投資を行っていれば安心だ、というヒトにとっては全世界投資を行うことが最も合理的で最適な選択になるのだと思います。
こーた
どこまでのリスクを許容し、どこまでのリターンを求めるのか、という話です
概念的に最もリスクを抑えた投資を行うとするならば・・・
トレンドという観点では米国ハイテク株がブームですね。