投資の核に据えるべきは米国インデックス
資産運用の核は米国連動のインデックスにすべき
株式売買で生活費を稼ぐヒト、毎日の株式売買が趣味のヒト、類い稀なる才能で割安株あるいは今後の上昇を推察できるヒト。
そんな人たちは、個別銘柄投資を行うべきです。
しかし長期的な視点で資産運用を行いたいヒトが取るべき行動は、米国連動のインデックス商品に投資すべきだと考えています。
過去はあくまで過去に過ぎません。
考えるべきは将来です。
それでは将来どの国が成長しそうでしょうか?
厳密に言うと、どの国がインフレを考慮した上で成長しそうでしょうか?
おそらくアメリカだと思います。
建国の経緯、法制度の完成度合い、報道の速報性・確からしさ、マーケットの健全性、株主の位置づけ、イノベーションの土壌、多種多様性の背景、ベンチャーキャピタルの仕組み・存在、基軸通貨、世界の成長エンジン、世界の中心
どの視点から見ても明白でしょう。
もちろん東南アジアやインドを含め、GDPが高い国は確かに存在します。
しかしインフレを考慮すると、その成長率が途端に少なく見えてしまいます。
また発展途上国への投資は、アクセスが容易ではありません。
為替の手数料、代替資産の投資先、売却時の日本円への交換タイミング、現地マーケットへのアクセスの容易性、情報へのアクセス
そのどれもが新興国投資へのハードルを上げるものです。
翻って日本。
人口減少社会、イノベーションの希薄さ、和をもって尊しとなす文化、株主の位置づけ
日本人としての素晴らしさも確かにあるのですが、経済的観点、投資対象としての視点で見れば、残念ながら投資に値しない国と言っても過言ではありません。
チャートを添付しましたが、アメリカの代表的インデックスであるS&P500に連動するVOO、アメリカを除く先進国マーケットに連動するVEA、新興国インデックスに連動するVWO、これを見てもアメリカの過去の栄光が明らかです。
一番大事なことですが、アメリカ市場は常に右肩上がりです。
投資タイミングを誤ると、一時的にはマイナスになることもありますが、中長期的な視点で見ると、必ず上がっています。
つまり負けない投資なのです。
ここが長期投資に適する最大のポイントです。
アメリカではS&P500に連動する金融商品が最もポピュラーですね。
長期的な視点、特に老後の資産形成という観点ではS&P500に連動するインデックスを資産運用の核にすべきと考える背景はここにあります。
こーた
売らない投資を目指したいです
NASDAQへの投資はコアの外、サテライト的に行うべきだと思います。
世界最大の金融市場だからこそ、米ドルに換えてしまえば色々な金融商品に投資できます