真心あふれる投資家になろう

弱小投資家がお届けする超マイナーブログです

JR東海の損益分岐点を考える(+第2四半期決算も)

まだまだ厳しい状況が続く

 

10月に入ったところでJR東海の第2四半期決算を占ってみると同時に、その損益分岐点を確認してみようと思います。

 

f:id:cohtausa:20201011223601p:plain

 

第1四半期決算は簡単に下記の状況でした。

なお数字はJR東海の単体決算(ほぼ鉄道事業のみ)から引用しており、億円単位です。

 

f:id:cohtausa:20201011224730p:plain

やはり鉄道事業という性質上、その費用がほとんど固定費なのが見て取れますね。

対前年同期比で売上が22%になっているにも関わらず、費用は91%で10%も減っていません。

ドル箱路線も、大量輸送が実現しないとこれが現実というところです。

費用が売上の2倍の水準ですからね・・・・

 

直近の月次動向から、第2四半期(7-9月)の新幹線利用実績が対前年同期比で31%で着地したと仮定した場合の第2四半期決算(7-9月)を計算してみました。

 

f:id:cohtausa:20201011225143p:plain

 

対前年同期比16%だった第1四半期に比べて大きく改善していますが、依然経常損益は大きくマイナスです。

 

なお参考までに4-9月の予想は下記になります。

f:id:cohtausa:20201011225449p:plain

 

この数字をベースに第2四半期で、どれほどの利用実績があれば経常損益がゼロ(収支トントン)になるのか計算してみました。

 

ざっくりこんな感じです。上記予想に比べて、変動費相当額だけ費用が増えています。

f:id:cohtausa:20201011225810p:plain

 

そしてこの売上2,065億円が対前年同期比でどれくらいの運輸収入になるかというと、53%ほどになります。

 

つまり2020年の月次利用動向が、対前年同期比で53%にならないと黒字化できないということです。

 

f:id:cohtausa:20201011230417p:plain

 

第2四半期の予測が35%なので、53%はまだまだ遠いですね。。。

 

こーた

 

 こんな記事を書いたのですが、ずいぶん昔の話になってしまいました。。。

coreusa.hateblo.jp

 

 月次利用は改善傾向ですが、今後はどうでしょう

coreusa.hateblo.jp

 

リニアの静岡県問題はどうなるのでしょうね、最近話を聞かないですが、、、

coreusa.hateblo.jp