インデックス投信が純資産ランキングで上位になる世界
日本は投資発展途上国
信頼できる投資信託かどうかを評価する基準として、パフォーマンスだけでなく、いくつか確認すべき項目があります。
1番に思いつくのはコスト=信託報酬です。
信託報酬は低ければ低いほど良いです。
インデックス投信が浸透してきた昨今ではもはや当然の前提となっています。
次に思いつくのはトラッキングエラー。
連動対象となるインデックスと投資信託のパフォーマンスの差です。
もし日経平均が1%上昇したのに、日経平均に連動するインデックス投信が0.5%しか上昇しなければ、パフォーマンスが劣後しており、うまく運用できていないことになります。
個人的に信託報酬もトラッキングエラーも良いのですが、1番の評価基準となるのは純資産の額だと思います。
つまりはその投資信託の規模ですね。
純資産は大きければ大きいほど良い。これは自明です。
純資産を増やす方法は2つ。
①みんなが新規で購入すること
②運用により資産規模を増やすこと
そして更に大事なのは長い間、純資産ランキングの上位にいることです。
日本の投資信託純資産ランキングの上位の顔ぶれは今まで短期間でコロコロ変動するのが常でした。
まるでどこかの国の首相のように。
そして、ランキングの上から下まで全てアクティブ運用の投資信託が並ぶのです。
こんな状況では、この国はまだまだ投資後進国と言わざるを得ません。
何十年とインデックス投信が上位ランキングに位置する、そんな時代が理想です。
そんな時代がくれば、投資初心者も迷うことなく、とりあえずこれを買っておけば良いんだな、と思えるのです。
日経に『米国・先進国株インデックスが人気』という記事がありました。
日経の投信純資産ランキングを見ると、インデックス投信で最初に登場するのは42位のニッセイ外国株式インデックスファンドです。
今回の日経記事に掲載されているような投資信託が純資産ランキング上位の常連となるような時代を早く実現させて、投資先進国の仲間入りを果たしたいですね。
こーた
自国のインデックスが上位でないのは寂しいですが、世界の中の日本はそれほど強くないのです
カントリーファンドなんてあったらおもしろいでしょうね
投資信託はリスクを抑えた素晴らしい投資商品だと思います