FANG+のメリット・デメリット
究極のシンプルさが売り
FANG+指数の快進撃が止まりません。
直近、長期金利上昇でハイテク銘柄の調整が見られますが、そんな市場の動きも感じさせません。
上記が2021年2月末を基準にした直近の値動きですが、NASDAQ100だけでなく、S&P500をも上回っています。
FANG+の1番の強みはその構成銘柄の少なさと、今をときめくハイテク銘柄群にあります。
GAFAと呼ばれるGoogle(Alphabet)、Amazon.com、Facebook、Appleに電気自動車のTesla、動画配信のNetflix、半導体設計のNvidia、SNSの巨人Twitter。これら米国8銘柄に加えて、中国IT大手のAlibabaとbaiduの計10銘柄で構成されます。
資産構成として、先物であるNYSE FANG+ IndexとETFであるVanguard Information Technology ETF、いわゆるVGTが含まれており、現物投資までのつなぎの役割を果たしています。
信託報酬が税込0.7755%となっており、近年の低信託報酬競争の下で、超低価格のインデックスファンドに比べるとかなり割高ですが、上記パフォーマンスを考えると甘んじて受け入れても十分お釣りがくることになります。
今をときめくハイテク銘柄による超シンプルな資産構成が最大の特徴である一方、比較的割高な信託報酬ですが、これらの長所短所を適切に踏まえると、違ったアプローチを取ることもできます。
超シンプルな構成銘柄だからこそ、簡単に再現ができるのですね。
現在の米国株購入手数料0.495%(税込)を考慮すれば、信託報酬は1年も経たずに回収可能ということになります。
ただネックとなるのは最低購入金額が高くなる、という事実です。
1株当たり株価の最も高いAmazon.comをベースにすると、10銘柄で最低でも300万円近くの資金が必要ということになります。
つまりはこの金額以下での投資、あるいは四半期ごとの自動リバランスに魅力を感じるのであれば、iFreeNext FANG+に投資する価値は十分あるということになります。
逆に毎月この10銘柄に的を絞って、少額からでも調整しながら買い足して行けば自分だけのFANG+ Indexが出来上がるわけで、それもそれで十分楽しみながら投資できるのではないでしょうか?
まさに儲けではなく、楽しむというサテライト投資の醍醐味です。
2020年はTesla躍進の1年でしたが、直近はBiduやTwitterの株価上伸が著しいという事実も示唆に富みますね。
こーた
あくまでコアにすべきは全米インデックス(VTI)やS&P500だと思います
NASDAQ100よりもFANG+がパフォーマンスに優れるという現実をどう受け止めるか
FANG+は売るべきときには売らないといけないです