これから投資を始める人に向けて
これから投資を始める方へ
マーケットが好調です。
米中関税戦争がどうとか、逆イールドがどうとか、様々なニュースはありますが、
一歩引いてマーケットを見ると、過去最高水準にあります。
日本だけ見ると、そうでもないですが、世界を見渡すと総じてそうです。
あまりいらっしゃらないとは思いますが、今のマーケットが好調だから、投資を始めるのをためらっている方がいらっしゃったら、軟弱投資家ではありますが、僕からアドバイスがあります。
気にする必要はありません。
株式を保有する目的を、儲けるため、と考えるところに間違いがあります。
現金で持つ、預金で持つ、株式で持つ。
そう、あくまで金融資産の保有形態を変えるだけなのです。
そのため今のマーケットが安いだとか、高いだとか、全く気にする必要はないのです。
ただ1つだけ注意してほしいのは、初めから全力(全資産)を株式に変える必要はありません。
千円、あるいは100円から始めるくらいがちょうど良いです。
こーた
積立投資かスポット投資か
より計画的なのは積立投資ですが、、、
にわかに積立投資ブームですね笑
ここまで来ると、金融庁による2,000万円不足問題も、本来とは違う反響を呼んだ格好にはなりましたが、功績を残したことになるのではないでしょうか。
やはり積立投資は良いですよね。
投資センスがないという自覚のある人、投資に費やす時間を最小化したい人、投資に興味は無いが資産形成は必要だと認識のある人、などなど投資が決して"好き"では無い人たちにとっての最適解は積立投資になると思います。
一方で、、、、
投資が"好き"という人には積立投資はそれほどスリリングな資産形成手法ではないと思います。
『安く買って、高く売る』という投機の極意を実践する人はさておき、リスクを抑えたインデックス投資をするにしても、もう少し相場が下がった瞬間(自分が納得できる水準)にスポット的に投資がしたいという人も少なからずいらっしゃるのではないかと思います。
そんなかたにお薦めしたいのが、、、単純ではありますがMIX手法です。
要は積立投資とスポット投資を併用すること。
最もオススメなのは毎月の投資可能額のうち、積立投資の割合を90%以上にして、スポット投資の割合を10%以下におさえる。
90%分は毎月定額積立、10%はプールして、自分が納得できる水準で全額・あるいは一定額を投資するのです。
これ、いざやってみると10%分のスポット投資用資金がどんどん積み上がっていくのが分かると思います。(最近市場が好調ですしね。)
(人によってはあっという間になくなる方もいらっしゃるかもしれませんが・・・笑)
いかに人間の意思が弱いか、を気付かせてくれるかもしれまん。
でも10%ならそれほど気にならないのではないでしょうか?
大体において1年に1回くらいは急落する場面は訪れます。
そこで大胆に投資できるか、自分の技量を見極めても良いし、スポット投資をした、という実感が得られるだけでも良いかもしれません。
リーマンショック以降、米国市場はほぼ上昇相場の環境が続いていますが、様々な場数を踏むと、上昇相場においても・下洛相場においても、積立投資は有効だなという感覚が得られると思いますよ。
こーた
まずは始めてみる・・・というが大事です!笑
上昇相場でもやはり積立投資ですね
インデックス投資 全世界か米一択か
世界全体インデックスに投資するか、アメリカインデックスに投資するか
インデックス投資に目覚めた人が必ず通る道だと思います。
世界全体基準のインデックスに投資するか、アメリカ市場のインデックスに投資するか。
VanguardのETFだとVT(全世界)にするか、VTI(アメリカ市場)に投資するか。
生粋のインデックス議論に則ると、全世界に投資することになると思います。
定義通りに考えると、インデックス投資と言えば時価総額加重平均型となるわけで、アメリカだけに絞ると、世界インデックスと比較してアクティブ(全世界インデックスを上回ろうとしている)と解釈されるわけです。
そこで過去のパフォーマンスに目を向けると、もう圧倒的にアメリカに絞った投資の方が、全世界インデックスよりも良いのです。(下記青線がVTI、赤線がVTです)
資本主義的な考え方に基づくと、むしろ自然なことなのかもしれません。
富めるものはさらに富む。
何と言ってもビジネスに対する土壌、法規制、人々のマインドが、やはり他の国とは違うのです。
語弊を覚悟の上で言うと、世界と言えばアメリカ、アメリカと言えば世界なのです。
全世界投資といっても、アメリカが半分以上を占めています。上記比較チャートのVTからアメリカを控除するとアメリカ除く世界投資となるわけですが、チャートがどうなるかは明白ですね。
東南アジアの国々を中心として、アメリカを上回るGDP成長を果たしている国は確かにあります。
しかしインフレを考慮するのを忘れてはいけません。
消費者物価(インフレ)を考慮すると、それほどの経済成長を果たしている訳では決して無いのです。
また新興国は汚職や賄賂と言った不公正な取引が平然と存在しています。
ブラジルが良い例ですね。
業績が良いから良いビジネスをしている、業績が良くないから良くないビジネスをしているのかと言えば、決してそうでは無いのです。
言ってしまえば法令とその遵守が適切にできていない国は、ビジネスの土壌が脆いとしか言えません。そのような国に喜んで投資できるかと言えば、なかなか躊躇してしまいます。
一方で日本のように、法令遵守の風土はあるが、がんじがらめの規制で自由にビジネスができないのも問題です。またアメリカ以外の多くの先進国は人口減少が明白で、イノベーションも起きづらく、じり貧経済となってしまっています。
全世界投資を行うのは、もう少し世界の国々のビジネス環境が変わってからでも遅くないのではないかと思います。
こーた
SBI証券 米国株式移管入庫キャンペーン
これを機にSBI証券に集約します
SBI証券が米国株式の移管入庫キャンペーンを実施しています。
数年前にも同様のキャンペーンを実施していたのですが、どうしようか迷っている間に期間が過ぎてしまいました。
僕は現在、マネックス証券とSBI証券で米国株式・ETFを保有しているのですが、為替両替の利便性から最近ではもっぱらSBI証券で米国株式を取引してます。
なにぶん米国株式市場の取引時間が日本時間での夜中に当たり、いざ今買いたい!と思っても平日昼間の1度しか為替換算ができないマネックスだと不便なのです。
その点、SBI証券では、住信SBIネット銀行でほぼ24時間いつでも米ドルへの両替が可能で、住信SBIネット銀行からSBI証券に外貨は即時移管が可能です。(SBI証券→住信SBIネット銀行は2営業日ほどかかります)
その他にもSBI証券は電子交付が早かったり、マネックス証券は両替してから外国株口座へ資金を振替し、取引する場合はtrade stationにログインが必要だったりと、様々な面でSBI証券のほうが利便性が高い印象を持っています。
そんな感覚を持っているため、このキャンペーンを利用し、米国株式の取引口座をSBI証券に一本化しようと思います。
両証券会社で同じ銘柄を保有しているのも一本化する動機の1つですね。
(以前はマネックスで米国株式取引手数料無料キャンペーンが何度かあったのですが、最近ではぱったり見なくなりましたね)
最近あった米国株式取引最低手数料のゼロ円競争を見ていても、今後手数料引き下げが起きても各社横並びとなることが予想できるのも、SBI証券集約の判断要因の1つです。
取引手数料は差別化がむずかしく、各社横並びになりやすいですね。
国内株式手数料の競争が良い例です。
楽天証券で米国株を買ったことがないので、今後機会があれば、楽天証券でも1度取引してみたいと思っています。
あぁ、でも為替のことまで考えると、やっぱりSBI一本の方が便利かな・・・
どなたか証券会社間で、手数料以外のサービス面での違いをブログなどで公表されていないですかね・・・?
こーた