真心あふれる投資家になろう

弱小投資家がお届けする超マイナーブログです

長期投資のすすめ

バンガードと行く!積立投資の勉強会

 

バンガード/セゾン投信 共催セミナー

「バンガードと行く!つみたて投資の勉強会」に参加してきました。

 

内容としては、かなり投資初心者向けで、今から投資を始める方にも分かりやすい内容になっていたのではないかと思います。

 

詳しいセミナー内容は割愛するとして、今回のセミナーに参加させて頂いて改めて感じたことを書きたいと思います。

 

長期では株式のリターンは確実にプラスになる、という事実です。

 

セミナーの内容で、過去31年間における株式の最高・最低・平均リターンが取り上げられていました。

 

対象株式としてはMSCIワールド・インデックスという、全世界の中の先進国を投資対象とするインデックスが挙げられていました。

 

まず、最高リターンをあげた年のリターンは、54.8%。

 

そして、最低リターンをあげた年のリターンが、△51.6%

 

最後に平均リターンが、7.0%。

 

 

つまり、31年前にMSCIワールド・インデックスに投資し、31年間放っておけば、+7.0%の年平均リターンを得ることができたのです。

今の預金金利を考えると、とてつもないリターンですよね。

 

ただし、上記の通り、株価は短期的には大きく変動します。

 

株価が上がった年は約50%上昇し、株価が下がった年は約半分にまで下落しています。

 

この間、毎月一定額の積立投資をしているとすれば、どうなるか。

それは7.0%以上のリターンを得られたことになります。

 

なぜか。

 

それは一定額の積立投資を行うことで、株価が下がった時は、より多くの株数(口数)を購入し、株価が上がった時は、より少ない株数(口数)を購入することになり、自動的に安値のときにより多くの投資を行う結果につながるからです。

 

直近はPERが多少、過去に比べると高水準にあり、年率5%ほどのリターンが妥当な水準と考えられますが、それでも長期で保有することで、+5.0%のリターンが得られると予想されるのです。

 

逆に考えると、株式投資は1日や、数時間単位の値動きを追うために買うようなものではない、ということですね。

 

 1秒単位で結果が確認できる株式相場。

1日の値動きで一喜一憂してしまいがちですが、長期のスパンで結果を判断したいものですね。

 

こーた

 

 

 

 

Netflix(ネットフリックス)の急落に思う

急落の要因は新規加入者数の予想未達

 

この記事を書いている7月17日時点でNetflix(ネットフリックス)の株価が下落しています。前日終値を基準にして、約13%ほど下落しています。

 

前々から狙っていた人にとっては絶好の買い場なのではないでしょうか。

 

相場の格言として、押目待ちに、押し目なしという言葉があります。

欲しいが、まだこの水準では買えない。買える水準にまで下がってくれないかな。

 

このように、相場の水準が下がるのを待つが、一向に相場は下がらず、結果としてあのとき買っておけば良かったと思うことが実際によくあります。

 

今回Netflixを買った人が吉と出るのか、売った人が吉と出るのか。

 

何の根拠もないですが、恐らくすぐに元の水準に戻る気はしますよね。

 

でも"どうせ、すぐに元の水準に戻るだろう"という考えの下で株を買ってしまえば、それは博打です。

イチカバチか

 

結果として、上がれば、ほら見ろ、あの時は買い場だったんだぞ。

と、胸を張って友人に自慢できるでしょう。

 

一方で、下がれば、いや〜あのとき買ったのは失敗だったよ〜

急落してたから、買ってみたんだけどな〜

と、友人とのたわいのない会話のネタになるでしょう。

 

でも、どうせ株式市場に接するのであれば、株価の一時的な変動(事実)だけをもって、市場に参入(アクション)するのは避けたいですよね。

それではまるで、パブロフの犬です。

 

この新規加入者数の予想未達は一過性のものであり、早晩もとの成長軌道に戻るだろう。

 

あるいは、たとえ巡航速度の加入者増加の傾向が続いても、何年後には利益がこれくらい出る水準だから、今の株価でも割高感はない、と自らの考えのもとで、投資判断を下せるようになりたいですね。

 

そう、いまのNetflixの株価は、常識的に考えると"超"割高なのですから。

 

この"超"割高な水準が、"超"割高ではない、とできる論理的な根拠がないと参入すべきではないことになります。

 

やはりグロース株の投資判断はとてもむずかしいですね。

 

あ〜

どうしようかなー

個人的にも$1,000くらい買い参入してみたいです。

すみません、全然説得力ない結末で。。。

 

こーた

 

 

 

 

 

債券クラスへの投資

現状を考えると債券クラスへの投資は不要

 

分散投資がリスクを抑える基本中の基本です。

 

伝統的投資資産には債券と株式が存在します。

 

オルタナティブAlternative)と言われる非伝統的な投資資産(REITやインフラファンド)も確かに選択肢としては、ありかと思いますが、やはり投資のコアに据えるにはイマヒトツでしょう。

 

そのような立場に立つと、株式と債券の比率を考慮して投資することが、分散投資を実行していることになるかと思います。

 

ただ個人的に債券クラスの投資は、現在の状況を考えると不要だと思っています。

 

理由は2つあります。

1つは、投資対象が少なすぎること。

もう1つは、金利が低すぎることです。

 

債券クラスへの投資に求めること。

 

それは、(株式よりも)低いリスクと、それに見合うリターンです。

 

個人的な感覚としては、決まった年数で償還される債券は、発行当初に利率も決定されており、将来のキャッシュフローが読みやすい金融商品ではあります。

 

しかし将来の支出が完全に見込まれている事象について、一定期間リスクの高い商品に投資し、運用することはリスクが伴います。

 

これはその人の置かれている状況によるでしょうし、個人差もあるでしょう。

2~3年以内に購入する自動車や、5年後に購入予定の自宅、10年後に予定される子供の教育費用など、どれは"運用"し、どれは預金等で"守る"のか、判断はわかれるところです。

 

ここで債券のリスクとリターンを考えます。

 

債券も株式と同じで、発行元が倒産したら、基本的に手元に帰ってくるお金はゼロと想定した方が良いでしょう。

株式なら間違いなく、債券であれば、残余財産が分配されるはずですが、確定までに時間もかかり、リスクを考慮するとゼロと見るのが妥当と考えられます。

 

それだけのリスクがあるにも関わらず、現状の利率は多くても年率1%ほどです。

償還期間が長ければ、もう少し良い利率の債券もありますが、とてもじゃないですが、そのリスクを負担する気になれません。

 

また日本においては、個人が買える商品の種類(発行元)も限られます。

 

一定期間内での償還と、確定利率を得るという目的に照らすと、投資信託のように、複数の債券がパッケージ化された商品は、倒産リスクが低減できる一方で、債券市場の動向で価額が変動するため、目的に見合わない恐れ(資金が必要なときに元本割れしているリスク)があります。

また確定利息が得られないため、キャッシュフローも読めません。

 

 

個人的な考えとして、確実な支出が見込まれる費用に関しては、定期預金か個人向け国債で運用するのがベストだと思います。

 

よって長期間で運用することを前提とすれば、ぼくはポートフォリオに債券クラスは不要だと思っているのです。

 

それでは海外債券クラスは?

ということになりますが、その話はまたの機会に。

 

こーた

 

ウォルマートの西友売却による日本撤退に思う

また日本から外資が1つ撤退しそうですね

 

日本経済新聞からの報道ですが、Walmartが日本から撤退すると報道されています。

 

つまりは西友(SEIYU)の売却です。

 

なんか、こう、むなしくなりますね。

 

カルフール(Carrefour)、テスコ(Tesco)、ウォルマート(Walmart)。

過去に、いくつもの外資系小売企業が日本市場に挑戦しましたが、いずれも撤退という結果に終わりそうです。

 

日本の市場が特殊だから。

そういう理由があるのでしょうけれど、これはメリットなのか、デメリットなのか。

ガラパコス化と言われる現象は、携帯電話機器だけでなく、小売業界もそうだという実態を表している気がしてなりません。

 

イオンやイトーヨーカドーなど、全国チェーンのスーパー(小売企業)は確かに多くありません。

しかし、やはり現実には存在しているのです。

なぜ外資が生き残れないのか。逆に言うと、日本市場に魅力を感じないのか。

 

日本独特の商慣行が要因の1つとも考えられます。

 

卸店・特約店の存在がまさにそうでしょう。

仔細に調べると、卸店の存在が小売店の業務を効率化している点も間違いなくあると思います。

 

一方で、中間マージンが発生することで、ただでさえ低い小売の利益率を更に押し下げるとともに、新規参入の障壁ともなっているのではないでしょうか。

 

今回のWalmartの日本市場の撤退について、既存の競合企業は撤退に追い込めたことで良かったと思っているのかもしれませんが、日本経済全体にとってはどうなのでしょうか。

 

世界の大手企業からは十分な収益が見込めないと見限られ、顧客である我々にとっては、これでまた選択肢が1つ減ってしまうことになりかねません。

 

何のしがらみもないeコマースが躍進し、既存の小売業は伝統的な慣行のもと、イノベーションが生まれず、右肩下がりの状況。

 

閉塞感の中にありますね。

まるで日本経済そのもののようです。

 

こーた

 

 

 

 

 

 

 

バランス型ファンドの人気に思う

バランス型ファンドは国内外の債券と株式を組み合わせたファンド

 

最近バランス型のファンドが人気を博していますね。

 

バランスファンドと表現されることもありますが、同じ意味で使われています。

 

通常の投資信託は、国内株式/外国株式/国内債券/海外債券のいずれかに特化したファンドが一般的です。

それぞれ○%くらいの比率で運用したい、という希望は個人で異なり、それぞれを組み合わせればいいだけだからです。

 

一方で、バランスファンドとは、それ1本に投資するだけで、株式や債券に一定の比率で分散投資してくれるファンドです。

最近はREIT(不動産)を組み入れるバランスファンドも多いですね。

 

それではなぜ、最近バランス型ファンドが人気なのか。

 

想像するに、投資の知識がないから、まずはバランス良く種類の異なる金融商品を組み合わせた投資信託から始めてみよう。

そういうトレンドなのかな、と思っています。

 

もし上記が当てはまっているのであれば、ぼくは言いたいことがあります。

 

止めた方がいいです。

 

 

なぜか。

 

ごっちゃになって、よく分からなくなるからです。

 

物事は複雑になればなるほど、実態が見えにくくなり、理解がむずかしくなります。

保険が典型的な例で、説明を聞けば、あれもこれもと、付加条項や特約条項を付けたくなるのでしょうが、オプションを載せれば載せるほど、本質的なメリットや意義が見えにくくなるだけでなく、手数料も上乗せされます。

 

バランスファンドも完全にこれに当てはまり、価額が上がっているとき、下がっているとき、何が要因なのか簡単に分からなくなります。

 

せっかくファンドを保有していても、世界経済の動きとの連動も良く分からないし、追加投資しようとしても、経験も相場観も蓄積しないので、また同じバランスファンドに投資するしか術がなくなります。

 

もし価額が上がっているのであれば良いのでしょうが、下がっていれば、精神的に結構ストレスだと思います。

 

そして往々にして、投資自体を止めてしまう。

そのバランスファンドを解約してしまう。

 

これではもったいないです。

 

要は別々に買えば良いだけなのです。

株式と債券、もしくはREIT

どれが上がって、どれが下がっているのか、一目瞭然です。

 

もし追加投資するなら、株式にしようか、債券にしようか、REITにしようか。

悩んで決めれば良いのです。

 

バランス型ファンドの手数料が高めなのも、オススメしない理由の1つです。

それぞれ別々に買うより手数料が高いなんて、バカみたいとしか思えません。

 

どうせバランス型ファンドを買うなら、それぞれの資産クラスに応じたファンドを個別に買うことをオススメします。

 

こーた

 

 

 

 

相場を見ることで経験値を得る

相場観を養うには眺めるだけでもいい

 

ぼくはFXで大負けしている過去があります。

 

2010年の話なのですが、ロスカットで100万円くらいが一瞬にして吹き飛びました。

 

理由は2つあって、

1つはFXを始めてまだ半年くらいで、FXの相場観を持っていなかったこと。

もう1つはレバレッジのことをよく分かっておらず、まだ大丈夫だろう、と思っていたら、相場のちょっとした変動で、あっという間にロスカットになってしまったことです。

 

為替という相場は、株式以上に変動が激しいです。

 

株式相場も結構見てきましたし、為替相場も10年弱見ているのですが、グロース株よりも為替の方が値動きが荒い感覚をもっています。

肌感覚ですが。

 

個人的な教訓として、為替でレバレッジを効かせることを止めました。

ぼくは信用取引だとか、証拠金取引だとか、そういうのは良く分からないし、分かろうとも思っていません。

一般的な現物買いの株式投資と違い、単なる投機で、利益を得ることだけが目的の射幸性取引だと見なしているからです。

 

失礼なことを言っていたら、すみません。

でもぼく個人的には、利益を得ることだけを目的に株式投資をしていないんです。

良い企業に資金を提供して、社会に付加価値を与えてもらって、世界に住む人々のくらしをより豊かで便利にして欲しい。引いては経済社会の発展を促し、さらなる成長につながって欲しい。

そんな思いを抱いています。

 

一方で、投機取引はその人がその取引をしたタイミングで儲かれば良い。それしかないと個人的に思っています。

その意味で、あまり深みがないように感じています。

 

 

本当を言うと、為替取引も深みがない部類の金融商品(投資家にとっては)です。

ただ米国株取引を主としている以上、為替相場も常に気に掛けています。

 

そして、相場の動きで、どうしても逆張り(下がってきたら買いたい)の衝動が出てきます。

 

100万円を損してから、投資単位を1万円にしました。

便利な世の中で、当時は最低取引が1万通貨のFX会社を使っており、日本円換算で100万円が最低投資額になっていました。

 

現在はSBI FX トレードさんにお世話になっており、1通貨から購入することができ、最弱投資家として、日本円換算で1万円をベースに取引しています。

 

不思議なもので、そうしただけで、負ける回数が激減しました。

 

為替相場はほぼ24時間動いているので、チェックする機会が多いのですが、買いで参入するのは、本当に相場次第です。

株式をメインにしているので、半年くらい為替は取引しないこともザラです。

 

ただ毎日、相場を見ているだけで、ある程度の相場観が生まれてきます。

 

これは下げ過ぎだぞ、、、

この急激な動きは反応しすぎだろう、、、

 

これが相場観なのだと思います。

そんなときでも相変わらず、ベースは1万円単位での投資です。

 

そして、相場がまだ下がれば買いにいく。

 

そんな方法でもある程度プラスの結果を残せています。

 

自分の中のポイントとして、

投資金額を許容範囲のリスク内に収めること、

売り買いするだけが相場との付き合いではないということ、

この2つが為替相場から習ったことだと思っています。

 

こーた

 

 

 

 

 

 

 

 

個別株を買うということ

個別株

個別株は投資を楽しむ上で、必須の金融商品だと思っています。

 

一方で、投資のコアとすべきなのは間違いなく指数連動型のインデックス商品だと思います。

 

なぜなら、リスクの大きさが全然ちがうからです。

 

卵を保管するバスケットがよく例として挙げられますね。

仮に川からたくさんの卵がどんぶらこ、どんぶらこ、と流れてきたとしましょう。

この卵からひなを孵すために、親鳥のところに卵を運ぶとします。

 

一つのバスケットに、手持ちの卵を全部入れて移動していると、落とし穴に落ちてしまったり、盗賊にあって奪われたりすると、運んでいた卵が全滅するリスクが高いです。

これは投資の世界では、手元資金の喪失を意味します。

 

一方で、友達が運ぶバスケットであったり、宅配便でバスケットを送ったり、電車でバスケットを運んだりと、様々なバスケットに分けて卵を運搬すれば、卵がつぶれるリスクを分散できます。

よって、結果的によりたくさんのヒナが生まれる可能性が高まります。

 

これは良くできた例えで、結果的に成功するバスケットの運搬方法に、全部の卵を入れていると、そのバスケットにあるすべての卵からヒナを孵すことができます。

つまり選別力で良いバスケットを選ぶことができれば、分散する以上の結果を手に入れ入ることができるのです。

 

逆に、分散していると、いくつかのバスケットはだめになり、平均的な結果しか得られません。

 

下記がamazonのチャートです。過去24ヶ月ほどのチャートです。

株価は実に$550から$1,755に成長しています。リターン219%です。

 

次にぼくも保有しているGEです。期間は同じチャートです。

株価は$30から$14に落ちています。リターンは△53%です。

 

3つ目にTeslaです。

こちらは$200から$320。リターン60%

 

ただ、ここで言いたいのは、どの銘柄が良い・悪いということではありません。

 

比較的分かりやすい例を挙げたつもりなのですが、Amazonは右肩上がり、GEは右肩下がり、Teslaはジェットコースターのように下がったり、上がったりというチャートになっています。

 

つまり個別銘柄はどのように動くか分からないのです。

 

確かに、傾向はあると思います。

しかしどのタイミングでTeslaの株が下がって上がるのか、あの一流企業のGEがどの時点で株価が下がり始めるのか、逆に今後Amazonの株価は上昇の一途をたどるだけなのか、予測は簡単ではありません。

 

投資家は占い師ではありません。

事業の動向や、経済状況から未来の予測はできますが、やはり将来のことには不確実性があります。

 

過去は確実(確定)、未来は不確実(未確定)。

 

そこで確度を高めようとすると、よりマクロ的な視点を持つ必要があると思います。

 

下記がVTIです。アメリカ全体に投資するETFです。

$95から$143。リターン51%

もはや個別銘柄を選ぶまでもなく、アメリカとういう国を丸ごと買えばいいのです。

個別銘柄のリスクを排除できる上、きわめてシンプルな投資法です。

 

コアとサテライト。

メインとサブ。

やはり米国インデックスを主軸に、他のサテライトで投資を楽しむのが良さそうですよね。

 

こーた