異動は個人の能力を高めるのか?
異動の季節ですね
一定規模の会社でサラリーマンをされている方は、必ず経験するであろう・・・
異動
こんな廃墟ブログを一体どんな方がご覧頂いているのか、さっぱり想像もつきませんが、
異動をされた経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
異動は、新しい環境に挑戦するというポジティブな面もあれば、長年親しんだ居心地の良い場所を離れるというネガティブな面もあるのではないでしょうか。
まぁ、こんな言葉はキレイゴトであって、ヒトによって様々な思いがあると思います。
異動は効率性を上げるという観点からすると、真逆な対応方法だと思います。
特に誰かが辞める訳でもないのに、ヒトが異動することで継続性が途切れ、引き継ぎという難局至極なハードルを超えなければならないのです。
引き継がれる方も引き継がれる方、引き継ぐ方も引き継ぐ方で、両者に高度なやる気とスキルが求められます。
いろいろ難しい業務はあると思うのですが、個人的にはこの引き継ぎの善し悪しは、個人的な能力を示す最も顕著な場だと思っています。
何でもそつなくこなすヒトは、実に軽やかに引き継ぎを受けてしまいます。
また能力の高いヒトは、実に引き継ぎが上手い。
引き継ぎは体力もメンタルも相当消費します。
軽い程度に引き継ぎを行い、受け手の考えを引き出すとともに、さりげなくポイントで確認を入れてくれる。
受ける側にとってみれば、引き継ぎ上手な前任者であった、ということはとても幸運なことであります。
また引き継ぎする側に取ってみれば、良い後継者であれば、なんて幸せなことだろう、と思います。
とは言え、後継者であれば、これから如何に現状を改善するのか、前任者であれば、あぁこうしておけば良かったな、という反省を踏まえながら次の仕事に活かしてやろう!
この意気込みが大事なんだろうなぁ、としみじみ思う今日この頃でした
こーた
花粉症を根治する;舌下免疫療法
舌下免疫療法を行っています
今日は少し趣向を変えて、花粉症のお話を。
皆さん、いかがお過ごしでしょうか?
花粉症のツライ季節ですね。
今年から発症されている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ぼくは花粉症とは長い付き合いで、中学3年生の春以来、花粉症と付き合っています。
当時、高校進学先も決定し、卒業式を控えるばかりだったのですが、微熱が続き、鼻水が出る、という症状から風邪だと思い込んでいました。
学校に出る必要がもはや無かった上、周りの人に移しても迷惑だろう、という判断のもと自宅待機をしていたのですが、これがなかなか治らない。
医者に行って診断されたのが、花粉症、というのが付き合いの始まりでした。
花粉症は対症療法と言って、症状を抑える薬などを服用するしか対応方法がなく、毎年ツライ春を迎えるのが恒例になっていました。
ところが・・・
舌下免疫療法という、根治に向けた療法が存在することを昨年の秋に知ったのです。
昨年の秋から早速治療を始めました。
治療と言っても、舌の下に1mlほどの薬液を含んだ状態で待つこと2分。
これを毎日繰り返すだけです。
早いヒトは初年度から、一般的には2~3年かけて、運が悪い人には効かないという、ある意味イチかバチか療法なのですが、これほどツライ花粉症が治るのであれば・・・というワラにもすがる思いで始めることにしました。
初めは副作用が発症しないか、確認する意味も含めて、弱い薬から徐々に強くして行くことになります。
2週間の様子見期間(薬の効果を強めて行く期間)を経て、めでたく安定期となり、同じ薬を毎日1回服用することになります。
保険適用で1ヶ月約2千円ほどの料金で済むため、効果があれば費用対効果も抜群だと思います。
というよりも、QoL 生活の質を高める・花粉症から卒業できるのであれば、金額の多寡は問題ではないでしょう。
イチカバチかで始めたのですが、2月初旬、花粉症シーズンに入るといつも通り目がかゆくなり、あー1年目は効果なしかぁ・・・
と思っていたのですが、3月に入って急に症状が緩和しています・・・!!!!
花粉症にお悩みのあなたも、モノは試し、今年の秋から始められてみてはいかがでしょうか?
なおこの舌下薬 シダトレン・シダキュアが発売されているのですが、発売元は鳥居薬品、JTの子会社でもあります。
投資情報として、ご参考までに・・・
こーた
持株会への拠出を止めることにしました
持株会のメリット
持株会に参加していたのですが、この度 止めることにしました。
こーたは転職経験者で、持株会に2度参加した経験があります。
持株会にはメリット・デメリットがあり、参加の善し悪しも個人で判断する必要があります。
1番典型的なメリットとして、会社が拠出金を一部負担してくれるケースがあります。
例えば会社負担で1割補助してくれる場合、1万円の負担のみで11口分、つまり1万1千円分の拠出ができることになります。
これが参加者にとっての1番のメリットではないかと思います。
仮に株価が一定である前提で考えると、年利10%分の運用が可能となるわけです。
一般的にあまりメリットとして取り上げられませんが、個人的には毎月定額で株式を購入できること、配当を再投資できることも大きなメリットだと考えています。
上場株式は単元で売買されており、通常1万円分の株式を購入することができず、100株○○円の株式を購入する必要があります。
毎月一定の給与所得があるケースでは、ドルコスト平均法で積み立てて行くことが所得とのバランスを考えると1番相性が良いのですが、持株会はまさにこの理想を実現できることになります。
また配当の入金や、再投資といった煩わしいプロセスを経なくても、持株会が自動で配当再投資をしてくれるのも、実は大きなメリットだと思います。
個人で株式を持っていると、なかなか手続きが面倒ですね。
しかし、何と言っても持株会の対象である自社株が好調でないと、加入するメリットは一切ありません。
売って損をするようであれば、現金で給与をもらった方が良いですからね。
ただある程度 株価に波があるものの、右肩下がりでない場合、持株会に参加するメリットは十分にあると思います。
なにしろドルコスト平均法のお陰で、何も考えなくとも安いときに多く買付ができる上、会社補助があれば、これまた黙っていても実質的に数%割引された価格で株を購入できるのと同じメリットがあるのです。
だからぼくは持株会で単元分の株式が累積すると、早々に自分の証券口座に移管して、平均取得額を上回っていれば売却することで、そのメリットを享受していました。
ただし、やはり何と言っても会社補助の存在は大きいです。これがあるとないとでは大違い。
また経済状況次第で株価が急落するリスクも多分に含んでいます。
インデックスならまだしも、個別株リスクは大きいです。
さらには給与所得リスクと持株会リスクの根源は同じです。
メリット・デメリットを勘案して、持株会への参加・不参加も見極めたいですね。
こーた
投資にポイントが付く時代
いつまで続くか、投資ポイント時代
楽天証券で投資信託を購入する際、楽天カード決済にすることで、ポイントが付くようになりました。
コータはかなり以前に楽天カードを保有していましたが、ポイント還元が上回るカードが発行されていたので、解約していました。
…これを機に再度申し込みました。(ひっそり)
そして11月 投資信託積立申し込み分が12月1日に約定し、無事にポイントをGetしました。
半信半疑のサービスでしたが、現実にポイントを頂戴することができました。
あとはこのサービスがどこまで続くか、、、ですね。
証券会社間の手数料競争は想像しやすい世界でしたが、まさか投資でポイントが付く時代が来るとは思ってもみませんでした。
マルイ傘下のtsumiki証券でも同様のサービス(どちらかと言うとマルイが先攻でしょうか)を提供していますが、個人的にtsumiki証券が手掛ける投資信託に興味がなく、コータは申し込みをしていません。
楽天証券はポイント付与対象は5万円までという上限設定がなされています。
ポイント還元率(1%)が上がる、上限(5万円)が引き上げられる、他社(SBI証券?)が同様のサービスを展開する等、消費者メリット側の展望が予想はできますが、
ポイント付与中止、という消費者デメリット側の現実味が高そうで、これが実現しないことを祈るばかりです。
何はともあれ、楽天証券さん、ありがとうございます。
引き続き応援させていただきます。
こーた
ジェイリバイブ jrevive Ⅱ in 2018
2018年は日本中小型株には不振の1年だった
SBIアセットマネジメントが運用する"ジェイリバイブ"。
みなさんは耳にされたことがありますでしょうか。
市場が比較的安定していた2015年に設定されTOPIXを大幅に上回る成績を残し、知る人ぞ知る、アクティブファンドとなりました。
しかし、2018年通年の成績は-30.3%と惨憺たる結果となりました。
TOIPIXの2018年間リターンが-18%であることから、市場平均に比べてかなりunder performしていることになります。
経済は循環します。
iPhoneが売れるときもあれば、売れないときもある。
ユニクロが売れるときもあれば、売れないときもある。
中小型株が上がる時もあれば、下がる時もある。
個別株は上下動が大きいのです。
範囲が狭い(分散性の低い)投資信託も、個別株に準じて上下動が大きくなるのは、自明です。
当たりが大きければ、外れも大きいわけで、これがうねりと呼ばれる変動なのです。
つまりは長期投資には向かないのです。
1ヶ月後に構成銘柄がごそっと入れ替わっているような投資信託を信頼するには、長年の付き合い(経験)と卓越した結果が必要になりますね。
こーた
インデックスファンド vs アクティブファンドの議論を超えて
カントリーファンド;インデックスファンドvsアクティブファンドの論争に終止符を
従前からインデックスファンドとアクティブファンドのどちらが良いか、あるいはどちらを選好すべきか、という議論があります。
インデックスファンドとは日経平均株価やTOPIXなどの指標と同じような動きを目指すファンド(投資信託)のことを指します。
対して、アクティブファンドとは、市場平均を上回ることを目指すファンドを意味します。
教科書的にはそうなのですが、概念的には特定の運用機関が運用する投資信託で、一定のテーマに基づいて設定する投資信託のことを指していますね。
ひふみ投信であれば、中小型株を中心に外国株も含めて運用しており、"守りながらふやす"というのをテーマにされていますね。
最近ではAIをテーマにしたものや、インバウンドをテーマにしたものまで、種々様々です。
封切りされる映画と同じで、一人ひとりの好みで選好すれば良く、一概にこの投資信託は良くて、この投資信託はダメ、と判断するものではありません。
近年、インデックスファンドが台頭してきていることもあり、従来のアクティブファンド主流派のかたから、投資商品としてインデックスファンドは果たして良いのか、という議論が投げかけられています。
確かに、個々の企業を無視して、パッケージであるインデックスファンドを買うことが市場を歪めるという意見は説得力があります。
一方で腕に自信のあるファンドマネージャーや、個別株投資をする個人投資家がいる限り、個別企業に対する市場の適切な価格設定が機能しなくなる、というような事態は想定されにくいです。
翻って、インデックス投資家の立場でモノを考えてみます。
インデックス投資家にとって、主要なインデックスに連動した収益を求めることが、投資の目的なのでしょうか。
否、ぼくはちがうと思います。
一番の目的は特定エリアのGDP、つまり国や地域の経済成長に連動するような投資を目的としているのではないでしょうか。
語弊を恐れずに言えば、国や地域の株式をパッケージとして丸ごと買うことが目的なのです。
(正しくは"目的"ではなく、"手段"ですが・・・)
そういった意味で、インデックス投資家が真に欲しているのは、インデックスファンドではなく、カントリーファンドなのです。
日本を代表する225銘柄で構成される日経平均株価は当然のことながら、東証1部企業で構成されるTOPIX連動のファンドも、不要です。
JASDAQも東証2部も、マザーズも、そして東証、名証、福岡・札幌と、日本における全ての上場企業をカバーするカントリーファンドが求められているのです。
Vanguard社が提供するVTI(全米)やVT(全世界)はこのカントリーファンドを体現している典型的な例となります。
このカントリーファンドが全ての国で実現し、さらにはアジアファンドや北米ファンド、といったような、地域ファンドも実現すれば、インデックス投資家だけでなく、アクティブ投資家もわくわくするのではないでしょうか。
そうなれば、もはやインデックス投資家とも呼ばれず、カントリー投資家と呼ばれる時代になる気がしますね!
こーた
『サブスクリプション』TIEN TZUO
Zuora サブスクリプション時代の到来
書籍レビューです。
Tien Tzuo氏の『サブスクリプション』を読みました。
UberやAir bnbなどの浸透はシェアリングエコノミー化が進んでいることの象徴であると同時に、
モノを所有することではなく、物品やサービスが生む"便益"を重視する社会的な流れを象徴している。
確かにその通りですね。
第二次産業革命後の大量生産・大量消費社会では、モノを持つことで、全てを解決しようとしていたのではないでしょうか。
そしてモノを持つこと自体がステータスであり、富の象徴であった。
モノがあふれるようになった昨今では、このような考え方は、もはや廃れてきているのでしょう。
代わりに徐々に浸透してきた考え方として、"モノはみんなで共有し、必要なときに、必要なだけ使いましょう"。そういうことなのだと思います。
一昔前は生活家電も高級な時代があったわけで、テレビを見るために、テレビを持っているお金持ちの家に集まっていた時代もあったのです。
となりのトトロでも、さつきは電話をかけるために本家のおばあちゃんの家に借りにいっています。
ある意味で時代に逆行した、古き良き時代に戻ろうとしているのではないでしょうか。
昔と違うのは、モノの所有者が無償で使わせてあげるのではなく、有償で物品やサービスを提供する、という経済実態です。
モノがあふれる時代となり、金持ちだけがモノを持つ時代ではなくなったのです。
今では逆に、富めるヒトが、市井のヒトからものを借りる、というのも立派なビジネスになる、という時代なのです。
閑話休題。
サブスクリプションという、継続課金型の契約形態が主流になることで、企業はより誠実に顧客に接する必要があるとともに、常に顧客満足を満たすために、提供する物品・サービスのアップグレードと改善が求められることになります。
何しろ、売り切りではなくなるのですから。
品質の悪いものを売りつける、機能を偽ってヒトをだます。
このようなビジネスが実質的に不可能になるのです。
顧客側にしてみれば、常に品質が向上するサービスや物品の提供を受けられることで、従前に増して、企業へのロイヤルティが上がるとともに、享受できる便益が増えるのです。
世界的な注目を浴びるSalesforce.com出身のTien Tzuo氏が創業したことでも知られるZuora。
サブスクリプション型ビジネスのプラットフォーム提供企業として、今後の発展も期待できるのではないでしょうか。
こーた