現在のマーケットの状況
現在のマーケットについて
みなさんは今のマーケットについてどのようにお考えでしょうか?
Donald Trump(トランプ)大統領の就任後、2017年は一貫して右肩上がりのマーケットになりましたが、2018年1月22日を山頂として、どちらかと言うと不安定な展開が続いています。
相場の常ですが、グロース株はやはり指標的には割高です。
一方でバリュー株はそれなりに食指を伸ばしたくなる水準まで落ちてきた、あるいは狙ってもいいと思える水準にある銘柄もあるかと思います。
しかしマーケット全体、S&P500やVanguard Total Stock Market ETF(VTI, アメリカ全体を投資対象とするETF)は依然として比較的高い水準にあると思います。
数字で事実を語るならS&Pの52週高値が2,873であり、現在値が2,716で約5%下落した水準ということになります。
参考までに、52週安値である2,406と比較すると13%上にある水準です。
なお52週安値はほぼ1年前の水準です。さすが、米国株。
ぼくはテクニカル(チャート分析)ではなく、ファンダメンタル(各種投資指標)に基づく投資をしたいと思っています。
チャート分析はもはや過去の傾向に基づく山勘でしょう。
ファンダメンタルは事実に基づく科学的な分析だと、ぼくは考えています。
ただファンダメンタルは将来の数値(業績)に依拠する部分が多く、これもある意味では山勘なわけですが、それなりに確度の高い予測をすれば(可能であれば)、信頼に足る(慎重な)分析となるわけです。
株式投資のおもしろさはここにあると個人的には思っています。
要は未来を予測するわけです。
水晶玉をこねこねするイメージです。
株で一財築いた人は、未来を予測する能力があると(半信半疑ながらも)認められたことになる(風潮がある)のです。
もちろん予測する以上、当たった、外れたはつきものです。
ただ視点をMicro(ミクロ若しくはマイクロ)からMacro(マクロ)に広げれば広げるほど、確度は高まります。
ブレが小さくなるからです。
10年後のとあるアパート(10部屋つき)の稼働率を予測するよりも、10年後の日本全体の世帯数を予測するほうが簡単なのです。
視点を広げるほど、そう簡単にぶれません。
話を戻しますが、今後の経済(マーケット)はどのように動くことが予測されるのでしょうか?
相場の常ですが、未来を読むのはそう簡単ではありません。しかし今は本当に読みづらい状況なのではないでしょうか。
直近で新たな産業が勃興する兆しはありません。
シェアリングエコノミーが台頭しつつあり、AIやIoTが盛んになってはいますが、いずれも既存のモノやコトのリノベーションであり、製造業的な非連続のイノベーションとは一線を画すものと個人的には思っています。
他方で、大きなリスクも見当たりません。
トランプ大統領による貿易戦争の懸念や、全世界的なポピュリズム化、Brexit、中国の景気悪化などが挙げられますが、早々に極大化するリスクとも思えません。
個人的に次期中間選挙や次期大統領選挙で共和党やトランプ大統領は敗北するのではないかと感じています。
そう言った意味で、一定額を毎月積み立てる手法は非常にシンプルで、迷いが不要、かつ実行しやすいです。
今から相場に入る人でも抵抗感が少ないでしょう。
他方でまとまった金額を一時に投入しようとする場合には、タイミングを図るのが非常にむずかしい状況ですね。
しばらく様子を見たくなる相場展開です。
あなたはどうお考えになりますでしょうか。ぜひご意見をお寄せ下さい。
閲覧頂き、ありがとうございます。
こーた