相場の過熱感
株価の行方は
2018年7月29日に大阪梅田で行われた「米国株の未来」というテーマのセミナーに参加してきました。
なんと講師はあの”たぱぞう”さんです。
冷静な文筆と、的確で要所を押さえる文体から、勝手なイメージをふくらませていましたが、現実はとっても○○な方でしたね。
とても好印象を抱くことができました。
一言感想を述べさせていただくと、とても勉強になる内容だったと思います。
おそらく彼のブログに今まで執筆されたことのある内容がメインで、初見の事柄はあまりなかったかと思うのですが、
やはり現実に現場で実際にその人のお話をお伺いすると、人柄であったり、熱意であったり、PCやスマホのスクリーンからは決して伝わらない事実や感情が得られるのがメリットですね。
彼の講演は素晴らしかったのですが、1つだけセミナー自体に気になる点がありました。
それは注目銘柄の紹介ページが表示されたときのことです。
セミナー参加者の空気が一瞬にしてガラッと変わり、一様にスマホの写真撮影が始まり、みなさんの姿勢が前のめりになりました。
(※たぱぞうさんからの事前案内でマテリアルの写真撮影は可能とのことでした。)
確かにあの有名なたぱぞうさんから銘柄紹介があるなんて、みんなの熱気が高まるのも理解できますよね。
ただ、ぼくの実感として、あの光景はちょっと異様だと思いました。
崇拝される投資のカリスマがセミナーを行っているのなら、分かります。
ただ事実は、あのVTIを推奨されているたぱぞうさんの銘柄紹介なのです。
内容としても、普段からブログで取り上げられている銘柄で、飛びぬけて目新しい銘柄もなかったのです。
株式投資の熱が高まっているんだなと、改めて実感しました。
バブルのときは、どこが頂点なのかは誰にも分かりません。
ひょっとすると、今はバブルの入り口なだけなのかもしれません。
いや、そもそも今はバブルなんて大それたものでもなく、ちょっとした小山の頂にさしかかっているだけかもしれません。
ただなんとなく思ったのは、今はちょっとずつマーケットから身を引くべきときなのかもしれないですね。
人の行く裏の道を行く人にとっては。
退場しない程度に。
こーた