ETF ; 投資の世界のイノベーション②
投資から見るイノベーション;ETF
さてETFとは何でしょうか?
Exchange Traded Fundの略で、証券市場で取引される投資信託のことを指します。
つまり一般的な個別銘柄同様に、マーケットが開いている間に、マーケット(市場)で売買ができる投資信託ということになります。
それでは投資信託とは何なのでしょうか?
投資信託とは、投資家から集めたお金をファンドマネージャーが運用する、という金融商品のことです。
ファンドマネージャーは一定のテーマ設定の下で、投資信託を発売することになります。
例えば中国株に投資する投資信託、もしくはインド株に投資する投資信託、AIにまつわる銘柄を中心に投資する投資信託や、中小企業を投資対象とする投資信託、その内容は千差万別です。
逆に言うと、設定テーマは自由なのです。
投資家のニーズを満たすテーマや、時流に沿ったテーマが設定されるケースが一般的と考えられます。
ファンドマネージャーは、不特定多数の投資家からお金を預かって投資するため、その責任は大変重く、投資家の大切な資金を毀損させないためにも、通常1銘柄に集中投資はせず、複数の銘柄に分散投資しています。
株式投資には下記の4つのリスクがあります。
①個別株リスク
②業種リスク
③地政学リスク
④株式リスク(全般)
分散投資をすることで①のリスクを軽減できるのです。
それでは他のリスクはどうでしょうか?
投資家は特定のテーマについては、リスクを上回るリターンを期待します。
上述した中国株であったり、インド株だったり、AI関連の銘柄であったりするわけです。
つまり②や③に関しては、逆に特定の範囲に絞ってリスクを積極的に負担し、リターンを狙うのです。これが一般的で大多数を占める投資信託です。
他方でETFはテーマ設定の対象をもっと広げたケースが多いです。
どういうことかと言うと、TOPIX(東証1部全体)であったり、日経平均225であったり、S&P500(アメリカ主要500社)など、よりマクロ的な銘柄が多いのです。
つまりETFを買うと①・②は当然のこと、銘柄によっては③のリスクを極限まで軽減できるのです。
株を始めたい人で、どの銘柄を買えばいいのか分からなくて困っている人がいらっしゃれば、アドバイスできます。
ETFを買えばいいんです!
閲覧いただきありがとうございます。
こーた
ETF ; 投資の世界のイノベーション
ETFはインデックス投資家にとってのどから手が出るほど欲しい投資商品
今の時代に求められるのはイノベーション(非連続の技術革新)だとよく言われます。
しかし、イノベーションを起こせるのはIT業界に属する人や、最先端の技術開発を行うメーカーの開発職の人だけだと認識している人も中にはいらっしゃるかと思います。
そもそもイノベーションとは何でしょうか?
分かりやすい例として、扇風機を挙げます。
まずスイッチを入れると羽根が回る、スイッチを切ると羽根が止まる、ただそれだけの扇風機があったと想像してください。それ以外の機能は何もありません。
この扇風機、風を受けることができるのは1人だけです。
それでは複数の人が風を受けられるようにするにはどうしたらいいのか。
そうだ!固定している羽根の部分を軸を起点に横に回転させれば、複数人の人が風を受けられるじゃないか!
こうして、送風部分が一定の角度 回転する広角の扇風機機能が追加されます。
また風の強さを変えたい、タイマー機能を付加したい。こういった機能も追加されます。
こういった機能の追加は改善と呼ばれるもので、リノベーションと一般的には理解されています。
しかし、これではもっと大きな部屋で、大人数を対象として、涼しい環境を提供することが困難です。
また昨今の温暖化が進む環境で、扇風機の送風機能だけで快適な温度環境を作り出すことがむずかしくなってきました。
そこで発明されたのが、今までと全く異なる性能・機能を有したエアーコンディショナー、エアコンです。
これが非連続(連続していない)な技術革新ということになります。
話を一転、投資の世界に移します。
世界初の証券取引所は1531年のベルギーまで遡ると言われています。
今を遡ること487年ということになります。
その一方で、世界初のETFが誕生したのが1990年のトロントと考えられています。
つまりETFが誕生してから今まで、たったの28年ということになります。
28年……!!
仮に487年を100と置くと、28年は6になります。
これほど長い投資の歴史がある一方で、ETFが開発されたのはついこの間、28年前なのです。
それではなぜ、ETFはこれほど長い間 発明(もしくは販売)されなかったのでしょうか。
閲覧いただき、ありがとうございます。
こーた
文筆力とリーダーシップ
文筆力とリーダシップは何が大事か
本を読むことが比較的好きです。
常に手元に1冊は読む本を備えていないと落ち着かないタイプの人間です。
最近読む本の傾向として、有名な経営者や経済学者が書いた本や、著名な投資本を読んでいます。
具体例を挙げると、経営者のかたの場合、冨山和彦さん、斉藤ウィリアム浩幸さん、竹中平蔵さん、宮内義彦さん。それから池上彰さんの本も。
投資本の場合は、ジェレミー・シーゲル氏、バートン・マルキール氏、チャールズ・エリス氏、ジョン・ボーグル氏が著した本です。
もちろん、上記以外のかたが書いた本も多数読んでいます。
図書館で本を借りることが多いのですが、納入した住民税の元は取れるくらい、本を読んでいるのではないかと思います。
普段、行政サービスにはお世話になっている実感は全くないのですが、図書館は大変重宝しています。市民の叡智の共有ですね。本当にありがたいです。
namue value的に著名なかたでも、そうでないかたでも、著者略歴を見るととても立派な経歴をお持ちのかたが多数いらっしゃいます。
そのようなかたが書かれた本にやはり興味を持つことが多いですね。
知らないかたの場合、経歴が箔をつけるのでしょう。
そんなかたが書かれた本でも30ページと読み進むうちに、あれ……と思い、読むのを止めてしまうことがあります。
なんと言えばいいのでしょうか。
まず自分の中に言葉が落ちてこない。
そんな時は、2度、3度と読み直すのですが、なかなか理解に苦しむ。
それが2回、3回と続くともうダメです。
読むのを止めてしまう。
あるいは表面的な事実だけ述べていて、その人がその事実に対してどう思うかが分からないケース。
ドキュメンタリー的に事実だけを淡々と述べる作品であれば良いのですが、個人の名で書籍を創っている場合、ぼくが求めているのはその人がどう感じているのか、どのように考えるかが知りたいところ。
そして、話がくどいケース。
話がごちゃごちゃしていて、何が言いたいのか分からないケース。回り道や修飾語が多く、読みづらいケースです。
こう考えると、読みやすい書籍、あるいはためになる書籍とは、筆者が今までの人生で必死に考え、人に伝え(あるいは伝えようと努力し)、再考し、何度も何度も自分の考え方や思考なりを精練し、精練し、精練し尽くされた考えやアイデアを書籍にしているケースだと、ぼくは自分なりに感じています。
一流企業で、それなりの肩書きを得たかたが書かれた書籍であっても、おそらくサラリーマン社長の場合や、社内政治だけで生き延びられた結果で、社外の異なる文化・考え方の人と困難なハードルを乗り越えた経験のないような人、あるいは社内を卓越したリーダーシップで統率した経験のない人が書いた書籍は、ぼくにとっては参考にならないケースが多いのではないかと思っています。
要するに良著の条件とは、文筆力の問題ではなく、いかにその著者が自分の人生で考え、苦労し、人に伝えてきたか(人に伝える努力をしてきたか)が重要だと思うのです。
良い作品(著書)を書くかたは、優れたリーダーシップを有する場合が多いのではないかと勝手に考えています。
まぁ経済書籍の場合だけかも知れませんが。
ぼくは最近、経済関係の書籍しか読まないので、他ジャンルの書籍を読まれるかたはどのようにお感じでしょうか?
是非ご意見をお伺いさせてください。
何はともあれ、上記は自分へのチャレンジでもあります。
自分のブログを書くということは、自分の考え方や意見を発しているのも同然です。
他のかたに興味を持って読んで頂くために、他の人に関心を持ってもらえる内容になっているか、分かりづらい事柄を分かりやすく掛けているか、他の人が知らない内容を簡潔にまとめられているか。
そういうことが大事なのだと思います。
いつでも結構です。
もしご意見やご感想があれば、コメントやメール(プロフィールページをご参照ください)をお寄せ頂ければ幸いです。
閲覧いただき、ありがとうございます。
こーた
現在のマーケットの状況
現在のマーケットについて
みなさんは今のマーケットについてどのようにお考えでしょうか?
Donald Trump(トランプ)大統領の就任後、2017年は一貫して右肩上がりのマーケットになりましたが、2018年1月22日を山頂として、どちらかと言うと不安定な展開が続いています。
相場の常ですが、グロース株はやはり指標的には割高です。
一方でバリュー株はそれなりに食指を伸ばしたくなる水準まで落ちてきた、あるいは狙ってもいいと思える水準にある銘柄もあるかと思います。
しかしマーケット全体、S&P500やVanguard Total Stock Market ETF(VTI, アメリカ全体を投資対象とするETF)は依然として比較的高い水準にあると思います。
数字で事実を語るならS&Pの52週高値が2,873であり、現在値が2,716で約5%下落した水準ということになります。
参考までに、52週安値である2,406と比較すると13%上にある水準です。
なお52週安値はほぼ1年前の水準です。さすが、米国株。
ぼくはテクニカル(チャート分析)ではなく、ファンダメンタル(各種投資指標)に基づく投資をしたいと思っています。
チャート分析はもはや過去の傾向に基づく山勘でしょう。
ファンダメンタルは事実に基づく科学的な分析だと、ぼくは考えています。
ただファンダメンタルは将来の数値(業績)に依拠する部分が多く、これもある意味では山勘なわけですが、それなりに確度の高い予測をすれば(可能であれば)、信頼に足る(慎重な)分析となるわけです。
株式投資のおもしろさはここにあると個人的には思っています。
要は未来を予測するわけです。
水晶玉をこねこねするイメージです。
株で一財築いた人は、未来を予測する能力があると(半信半疑ながらも)認められたことになる(風潮がある)のです。
もちろん予測する以上、当たった、外れたはつきものです。
ただ視点をMicro(ミクロ若しくはマイクロ)からMacro(マクロ)に広げれば広げるほど、確度は高まります。
ブレが小さくなるからです。
10年後のとあるアパート(10部屋つき)の稼働率を予測するよりも、10年後の日本全体の世帯数を予測するほうが簡単なのです。
視点を広げるほど、そう簡単にぶれません。
話を戻しますが、今後の経済(マーケット)はどのように動くことが予測されるのでしょうか?
相場の常ですが、未来を読むのはそう簡単ではありません。しかし今は本当に読みづらい状況なのではないでしょうか。
直近で新たな産業が勃興する兆しはありません。
シェアリングエコノミーが台頭しつつあり、AIやIoTが盛んになってはいますが、いずれも既存のモノやコトのリノベーションであり、製造業的な非連続のイノベーションとは一線を画すものと個人的には思っています。
他方で、大きなリスクも見当たりません。
トランプ大統領による貿易戦争の懸念や、全世界的なポピュリズム化、Brexit、中国の景気悪化などが挙げられますが、早々に極大化するリスクとも思えません。
個人的に次期中間選挙や次期大統領選挙で共和党やトランプ大統領は敗北するのではないかと感じています。
そう言った意味で、一定額を毎月積み立てる手法は非常にシンプルで、迷いが不要、かつ実行しやすいです。
今から相場に入る人でも抵抗感が少ないでしょう。
他方でまとまった金額を一時に投入しようとする場合には、タイミングを図るのが非常にむずかしい状況ですね。
しばらく様子を見たくなる相場展開です。
あなたはどうお考えになりますでしょうか。ぜひご意見をお寄せ下さい。
閲覧頂き、ありがとうございます。
こーた
米国個別株のむずかしさ
米国の個別株は、ぼくにはむずかしい
アメリカの2大通信会社の1社である、Verizon(VZ)の株式を売却しました。
今の配当利回りで4.7%(税引前)ほどある銘柄になります。
米国株を売ったのは年初にPFFを売って以来です。
最近は本当に個別株を卒業して、全米ETFに集約したいという思いが日に日に強くなっています。
ぼくがまともに米国株の取引を始めたのが2015年の7月ごろです。
つまり約3年の米国株投資歴ということになります。
その理由はバンガード・トータル・ワールド・ストックETF(通称VT、米国上場ETF)の存在です。
世界の時価総額に比例して株式を保有することを目指すため、先進国・日本・新興国の株式を含む投資信託に投資していたのですが、一定額以上を投資するなら、どうせならVTに投資してみたい、という動機でぼくは米国株に参入しました。
なぜかVTには憧れというか、一種のステータスを感じてしまいますね。
これを持っているだけで少し優越感に浸れるような、そんな気分です。
ETFを買い付けるなかで、やはり気になってくるのが個別株です。
株式投資の醍醐味ですよね、個別株。
しかし、端的に感想を言わせてもらうと、やはり米国個別株はむずかしい。
ぼくは弱小投資家です。
もうはっきりと自覚しています。
FAANGと言われる今の時代を謳歌するキラキラ銘柄は、当然グロース株という位置づけで、各種投資指標が市場平均に比べて割高になっており、とても手を出す勇気が出ません。
(Appleは例外的に割高感はありませんが、その成長性もそろそろ限界かと言われ続けているのが原因でしょう)
一方でバリュー株と言われる老舗企業に易々と手が出てしまいます。
日本株に比べると確かに割高ですが、そのname valueと配当性向、自社株買いの規模は日本企業の比ではないですね。
しかし個別株を買って感じるのが2つの壁です。
1つが地理的な壁。もう1つが言語の壁です。
説明も不要なほどですが、アメリカと日本では生活時間が違います。
またぼくは生粋の日本人のため、マイナーな日本企業であっても業務内容や業績等に関して結構な知識があると思っています(たとえ知らなくても簡単に調べられるこのご時世に感謝です)
ですが、アメリカ企業の場合はそうもいきません。
たとえ現地では一流企業であってもぼくには名前も聞いたこともない、当然事業内容も分からない、そんな企業がゴロゴロしています。
そんな状況では投資する資格もあったものではありません。
またどうしてもニュースが英語になります。
やはり、英語は抵抗感がある。
こりゃどーしようもないですね。
これが良い機会だと極力英語の資料にも向き合いますが、名前も聞いたことのない会社のInvestors Relationを読む気力は残念ながらぼくにはありません。
そこで落ち着いてるのが、米国はETFで手堅く、投資の醍醐味である個別株は日本株を通じてサテライト的に行うという手法です。
我ながら結構しっくりきている気がします。
あなたの場合はどのような方法を選ばれていますか?
もしくは選ぼうとされていますか?
是非ご意見をお伺いさせてください。
閲覧いただき、ありがとうございました。
こーた
リスクを最小限に押さえた投資
リスクを最小限に押さえた投資とは一体なんなのでしょうか?
過去2回に渡って株式投資のリスクを見てきました。
下記4つのリスクです。
①個別株リスク
②業種リスク
③地政学リスク
④株式リスク(全般)
それでは最もリスクを抑えた投資とは一体どのような投資を行うことを指すのでしょうか?
仮にMUFG(三菱UFJフィナンシャル・グループ)の株式を買うとします。
その場合に負担するリスクは上記4リスクのどれでしょうか?
…正解は①〜④全てです。
特定の債権先の倒産、役員や従業員の不正、コンプライアンス違反によるイメージ毀損等が原因で顧客が離れた結果、業績が悪化する等々、他の銀行に影響はないが、当該会社が何らかの要因で収益性が悪化するリスクが存在します。これが①個別株リスクです。
フィンテックの台頭で、既存金融機関の構図が一変し、銀行業界の存在意義が急速に薄れる可能性があります。
その際は、MUFGだろうが、SMBCだろうが、みずほだろうが関係ありません。
業種リスク②です。
MUFGはアメリカやタイに子会社を有し、単体でも海外に支店を配し事業活動も行っていますが、海外事業本部の全社に占める粗利益・営業利益の割合は30%ほどになっており、約70%が日本国内の営業活動から生み出していることになります。
そういった意味で、日本の少子高齢化の影響は避けられないですし、低インフレをなかなか抜け出せない日本銀行の金融政策をもろに受けます。
(③地政学リスク)
そして最後に上場している株式である以上、株式リスクは存在します。
景気が良く、皆が株式を買いたいと思えば、必然的に株価は上昇しますし、景気が悪く、皆が株式を売りたいと思えば、株価は下落します。
つまり、株式購入にはリスクのピラミッドがあるわけです。
個別株を買うと①〜④のリスクがある。
業種(セクター)指数に連動する株(投信・商品)を買うと②〜④のリスクがある。
特定の国の株(投信・商品)を買うと③〜④のリスクがある。
全世界の株(投信・商品)を買うと④のリスクがある。
この結果から言えるのは、リスクを最小化しようと思えば、全世界の株(投信・商品)を購入すればいいのです。
Σ(゚Д゚)
何を簡単に・・・・・・
そんなことが可能なのか?とお思いになるかもしれませんが、既にこの需要に対応する投資商品がこの世には存在します。
それがバンガード・トータル・ワールド・ストックETF(通称VT、米国上場ETF)であったり、eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)(投資信託)になります。
閲覧いただき、ありがとうございます。
こーた
GEのヘルスケア部門のスピンオフに思う
General Electricがヘルスケア部門の独立と石油開発サービス会社の分離を表明
遂にGEがヘルスケア部門のstandalone(分離・独立)を表明しましたね。
GE capital関係の負債や、退職年金の縛りで本当にスピンオフができるのかと噂されていましたが、遂にヘルスケア部門の独立を表明した訳です。
今回の一連の組織再編で、John Flannery, CEO of GEが公表していた200億ドルの資産売却計画が完了したと発表しています。
GE本体としては、今後 航空機エンジンと発電事業(再生可能エネルギーを含む)に注力するとの宣言ですが、果たしてどうでしょうかね。
世界随一の製造業型コングロマリットであるGEの現在の2本柱であるヘルスケアと航空機エンジンの1本の柱を失うわけです。
東芝と似たような空気を感じるのはぼくだけでしょうか?
それにしても、最近の米国のトレンドはシナジー効果のない(直接的な接点のない)部門のスピンオフと、専業化ですね。
有名なところではインターネットオークションサイトを手掛けるeBayからクレジット決済事業を手掛けるPayPalがスピンオフされましたし、PC・プリンターを手掛けるHP(Hewlett Packard)は企業向け事業を手掛けるHewlett Packard Enterprise (HPE)とプリンターやノートパソコンを手掛けるHPに分社化しています。いずれも2015年の話です。
外資系に勤める友人がいるのですが、やはり欧米企業は動きが早いですね。土台に"Change"という概念が埋め込まれているのでしょう。日本企業とは大違いです。
そういった意味で国内では、東芝は好例ですね。
あれはもはや債務超過解消の禁じ手から着想したのではないかと思いますが、やはり第三者割り当てを引き受けた欧米系の投資家からは諸手で賞賛されたのではないでしょうか。
法人格としての生物として無駄に規模は追わず、あくまで自然人によって営まれる会社として適度な規模での効率経営を訴求し、その法人が仮に時代に合わなくなったら潔く倒産する。そして人材は他の有望な業種なり企業が吸収する。これが経済・経営先進国アメリカの実情だと思います。
閑話休題。
実はぼくはGE株ホルダーです。
正直なところ、損益の面で見るとホールド銘柄中のワーストワンです。
もうぶっちぎりです。
Jack WelchさんのWinningという書籍には大変感銘を受けましたし、モノだけでなく、人材輩出企業とも言われ、名声を欲しいままにするGEの株価下落に買いで反応せざるを得なかった過去があります。
結局のところ大失敗でしたが笑
何の根拠もないのですが、依然GEには期待しています。
株価は上がらないかもしれない、はたまた今の水準よりさらに下がる可能性もあるのですが、それよりもアメリカ製造業を代表するGEの今後が気になります。
株を持っているだけで満足できる銘柄です。(決してマネしないで下さい)
閲覧ありがとうございました。
こーた