コータのアメリカコア日本サテライト投資

米国株投資を中心とした投資ブログ

長期投資家にとってトルコは買いなのか?

いまトルコは買うべきなのか?

 

トルコの経済情勢が冴えません。

 

為替は過去の最安値を更新し、株式市場も世界経済危機であった2009年の水準に下落しています。

 

トルコは長期投資家にとって、いまは絶好の買い場なのでしょうか?

 

ぼくは否と考えています。

 

大幅な物価上昇局面にあるトルコ通貨のリラは投資対象かと問われれば、論外だと思っています。

 

短期投資家の遊び場、あるいは投機の場と捉えた方が良いと思います。

 

それでは株式はどうか。

 

米国ではTURのチェッカーコードでトルコETFの売買が可能です。

 

下記がYahoo! Financeで見られる、TURのMAX期間のチャートです。

 

確かにリーマン危機以来の水準にあることが分かります。

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今回のトルコ・ショックの原因がどこにあるか。

 

それは、エルドアン大統領による独裁化でしょう。

 

国内で独裁色を強める間は、とくに大きな問題にはなっていませんでした。

 

しかし2016年のクーデターが起きた際に、クーデターの首謀者として自宅軟禁に置かれた米国人牧師について、トランプ大統領が今年の8月に牧師の解放を要求。

 

これを受け入れなかったトルコに対して、トルコ発の鉄鋼・アルミニウムの輸入に関税を課すという経済制裁に踏み切りました。

 

これ以降、為替の下落、消費者物価の上昇、株価の下落と連鎖し、現在のマーケットの水準に陥っています。

 

今回の一連の動きの鍵を握っているのは、エルドアン大統領でしょう。

 

彼が態度を軟化するか、退陣しない限り、問題は解決されないと考えられます。

 

また、強硬姿勢を強めれば強めるほど、更なる経済指標の低下、マーケットの低下のリスクがあると考えて良いと思います。

 

これほど米国に脅されてもへこたれないトルコの強さに、ある種の感慨を覚えますね。

 

世間では米中の貿易摩擦が中心に取り上げられていますが、その裏で、米トルコはそれこそ本当の貿易戦争を巻き起こしているのです。

 

米国が負ける可能性はみじんもなさそうですが、トルコ、というよりもエルドアン大統領がどこまで粘れるかでしょうね。

 

市井の投資家が出る幕ではないかなと、ぼくは考えています。

 

こーた