株価もニューノーマル(新常態)
今までとは目線を変えないと
S&P500の過去最高値更新が目前です。
S&P500の過去最高値は2020年2月19日に記録した3,393.52ポイントです。
8月14日終値が3,372.85ポイントということで、その差は20.67ポイント。
率にして0.6%ほどです。
過去最高値はもはや時間の問題と思われます。
米国株の過去最高値について皆さんはどうお感じでしょうか?
ぼくは違和感しか感じません。
いや、違和感しか感じませんでした。
しかしよく考えれば、ある程度納得できる理由がある気がしてきます。
2月19日の株価と、今の株価はその本質的な意味が異なるのだと。
水準という同じ物差しだけで見ると、株価はほぼ同じ水準にあることになります。
しかし、2月19日時点では、世界経済は順調に発展することが前提となっていました。
しかし今はまだコロナがどうなるのか先が読めず、個人収支・企業業績・社会経済は深刻なダメージを受けています。
しかし中央銀行や各国政権の財政政策により、株式市場などの市況相場には大量の資金が循環しています。
2月19日のモノサシで見ると、今日の株価は明らかに割高でしょう。
バブルとは言えないまでも、割高なのは間違いないはずです。
しかし、今日のモノサシで見ると、今の株価が妥当なのです。
今のモノサシで2月19日の株価を見ることはできません。
なぜならモノサシの基準が違うからです。
そういった意味では、今日の株価も2月19日のモノサシで見るべきではないのです。
つまり今の株価を今までのモノサシを使ってみると、見誤る可能性が高いのではないか、そんな考え方を最近するようになってきました。
今までのモノサシに沿って、割高だから、と売ってしまうと後悔することになりそうです。
今までのモノサシで、割高だから、と買わずにいると市場に置いて行かれてしまうリスクがあります。
短期売買として利益確定を目的に売りを行うのは全く問題ないと思います。
しかし、長期投資を前提とするのであれば、今の相場とも上手く付き合って行かないといけないような気がしてなりません。
こーた
長いお付き合いを前提に
入り方は様々ですが、定期定額の積立が1番シンプルに思えます。