どうなの?自分の応援したい企業の株を買う
投資初心者にお勧めできない投資法
投資初心者の方へ、オススメの方法として紹介される、"自分が応援したい企業の株式を購入する"という行為
これは本当にオススメできる方法なのでしょうか?
結論から言うと、僕はまったく賛同できません。
なぜか
東京証券取引所の場合、4000弱の会社が上場しています。
投資信託は約6,000本もの数が存在しています。
おそらく初心者のヒトには数が多すぎて、選べない
だからとっかかりとして、自分の知っている企業、その中でも自分の好きな会社から手始めに株を購入しましょう。
それが投資初心者のヒトに、自分の応援したい企業の株を買ってみよう、とオススメする背景なのだと思います。
しかしそんな単純なことで利益を得られるほど投資は甘くないですし、そもそも自分の好きな"企業"なんて1年続くかどうかも分かりません。
確かにマクドナルドやセブンイレブン、ユニクロやニトリ、SUBARUなど、自分にとって好きな商品を販売する企業の株式を保有するのは、理論的で背景としてもキレイです。
しかし個人的に思うのです。
応援したいのであれば、"その会社の製品を買い続けることだ"と。
何も株式を購入する必要は全くないのです。
確かに家やクルマはいくつも買うことができないため、その企業を応援する意味で株式を購入するのはまだ分かります。
しかし小売や外食企業について言えば、株式を購入するよりも、商品・サービスを購入した方がよっぽど経済的な観点で正しいと思います。
僕は個人的に、企業は顧客のために存在していると考えています。
そして企業を導き・運営するのが経営者・従業員であり、
それをサポートするのが株主だと思っています。
企業が満足させるべきなのは株主ではなく、顧客です。
株主が企業に対してすべきなのは、①事業運営に必要な資金を拠出すること(増資・IPO)、②経営陣が提案する重要案件についてその是非を述べること(株主総会)、その2点だと思っています。
そして株主の立場から、配当または株価上昇という形で企業発展の対価を受け取るのです。
株主になるにあたって、その企業のサポーターとなる必要性は全くありません。
またたとえ自分が好きでも、社会的に優れた企業、将来性のある企業でなければ、投資すること自体、正しい行為とは言えません。
株式相場は言わば美人投票です。
みんなが良いと思う企業の株が上がり、みんながダメだと思う企業の株は下がります。
あなたが好きだから、という理由だけで株が上がる訳ではないのです。
投資を始めるに当たって、くれぐれもその点について、混同の無いように・・・
こーた
投資初心者に必要なのは分散投資。個別株は避けるべきです。。。
株を買った後に値下がりを経験しないコトなんてないです。
自分の好きな企業でも買った株が下がると・・・・