米ドルが再び105円台に
$1=105円より円高は買いやすい水準
円安が進んできました。
直近では1月初旬に102.6円台まで円高が進みましたが、再び105円台になってきました。
1ヶ月で3円近く円安が進んでおり、なかなかのハイペースです。
米長期金利が上昇しており、米ドルの魅力が増しているのが背景のようです。
やはりドルは強いですね。
105円よりも円高の水準であればドル転する良い水準だと思っていました。
また同様に、円建ての米国金融商品である投資信託やETFも比較的躊躇なく変える水準だと思っていました。
どこまで円安が進むのか分かりませんが、個人的には105円よりも円安であれば、今までに替えている米ドルを利用して米ドル建ての投資を行いたいと思っています。
米長期金利が上昇するということで、できればBNDやAGGなどの米国債券の米ドル建て商品を積立購入したいところですが、弱小投資家にとって債券クラスの投資で取引手数料0.495%では高すぎてペイしないです。
できればBNDやAGGも早期に取引手数料が無料化になると嬉しいですね。
1656 iShares 米国債ETFも良い商品だと思っているのですが、円建商品なので為替で動いてしまうという難点があります。今後も円安が進むと見るのであれば良いのでしょうが、、、個人的には為替で相場を張りたくないのです。。。
コロナが快方に向かう限り、米国債券の利回りは上昇する方向しか考えづらいので、100円〜106円台の水準で、淡々と円を米ドルに替えて行きたいと思っています。
こーた
2020年7月にも似たようなことを言っていました
潜在価値という意味では円よりも米ドルだと思っています
本音を言えば、米ドルよりも米国株に投資したいです。あくまでドルは通過点
武士道ジェネレーション
武士道 in 投資の世界
久々に誉田哲也さんの武士道ジェネレーションを読みました。
誉田さんの「武士道」シリーズの大ファンなんですが、久々に読み返すと前に読んだ時と随分感じ方が違いました。
こんなことがあるから、良作は忘れた頃に読み返すのも良いなと思います。
本作品で武士道とはこのように表現されています。
『世のためを思い、他人を敬い、精進を怠らない』
悠太じゃないですけど、本当に良いなって思います。
もう1つ
『人はなぜ生きるのか。その答えに万人がうなずけるようなものはないのではないでしょうか。そうだとすると、なぜ生きるのかではなく、どう生きるのか。誰のために生きるのか。そう考えてみてはどうでしょうか』
投資も勝負の世界と同じで、結果が一目瞭然です。
値段が上がったり、下がったり。
損したり、得したり。
元本が2倍になることもあれば、半分になることも。
でも大事なのってそういうことなんですかね。
それよりも何年も持ち続けて、会社とともに成長を享受して行く、あるいは経済とともに成長していく。
そういうことが大事じゃないかと思っています。
リスク管理という意味で何%下がったら売るとか、業績が自分の想定していたラインを下回ったら売るとか、そういうことも大事だと思います。
でも基本的にそいうった可能性もない企業、あるいは広く分散された投資信託やETFを投資するほうが僕の信念には合っている気がします。
そして市場平均に勝った負けたとか、得した損したとかではなく、市場とともに、あるいは社会とともに未来に向かって歩いて行く。そういうことが大事なんじゃないかなと思うのです。
何に投資するかではなく、どのように投資するか。
得するために投資するのではなく、経済とともに成長するために投資する。
そんな考え方もあっていいのではないでしょうか。
こーた
実際に武士道にある金銭的価値観です
守・破・離も僕に取って好きな成長方法です
人はなぜ生きるのか、本当に究極の問いですね
負けて初めて勝つことの喜びを知る
石川佳純さんとラグビー天理大学に感動する
負けることの意味を知っているからこそ勝つことの喜びが分かる
負けることを経験して初めて勝つことの意味を理解することができる
全国大学ラグビーの天理大学、全日本卓球選手権の石川佳純選手に感動しました。
特に試合後の松岡主将のインタビューが印象的でした。
試合後のインタビューとは思えない、その声量の大きさにまずは驚きましたが、誠意ある人柄が伺えるインタビュー内容でしたね。
卓球は伊藤美誠さんが主導権を握る展開でしたが、石川選手が逆転しました。
素人目にも分かるくらい、石川さんが徐々に伊藤さんの卓球に適応する、というか順応して、的確に球を打ち返すようになっていきました。
プロフェッショナル 仕事の流儀で石川さんの密着取材が放映されていましたが、このときは伊藤選手、平野美宇選手に次ぐ3番手から個人代表の2枠を争うという内容でした。
しかし17日の決勝では、まさに日本一の選手というこを証明する試合内容だったと思います。
スポーツの世界には勝者のプレッシャー、気負いというのは確かにあるのだと思います。
勝って当然、勝つのが当たり前、○○連覇。。。
その一方で、チャレンジャーは負けてもともと、いっちょやってやろう!、という勢いがあり、(あくまで)上位者に比べるとプレッシャーは薄いのだと思います。
石川選手のように一時代を築き、勢いに陰りが見える中で一時は他の選手にリードされながらも、今回のように再び優勝を果たすには、想像を絶するプレッシャーや苦悩、葛藤があったと思います。
フィジカルはもちろんのこと、メンタルも相当克服できないと今回の優勝はなかったでしょう。
トップアスリートにもなると、みなスキルの差はごく僅か、むしろないに等しい世界で、あとはいかに精神力が強い人が勝者になれる、と言われる所以が分かる気がします。
投資の世界で勝った・負けたと騒ぐのはギャンブラーのやることで、長期投資家がすることではないのですが、個別株投資を行う人は必ず市場平均や、損益という観点では勝った・負けたが付いて回ります。
負けを知ることで勝つことの喜びを知る。
感動を与えてくれたスポーツ選手たちに敬意と感謝を表したいと思います。
ありがとうございました。
こーた
投資はスポーツと違い、平均(負けないこと)を狙うことも可能です。
米国株が優位なのは過去が証明しています。
コロナ禍を経て強くなった石川選手は本当にすごいですね
11月19日のNTTドコモ株の値動き
急激な出来高増と株価下落の裏には・・・
11月19日のNTTドコモ株の値動きに驚きました。
終値は前日比26円安(△0.67%安)の3,866円となったのです。
しかも出来高は前日比11倍となり、売買代金は実に2,300億円に上り、東証トップとなりました。
TOBの買付期間も終わったこのタイミングで何が起きたんだろうと調べてみると、おもしろい事実が判明しました。
その背景は、インデックスファンドによる売却でした。
インデックスファンドは原則としてTOBには申し込まないようなのです。
ソースは日経です。
日本経済新聞社が日経平均株価からドコモを除外すると発表したのが11月18日。
つまり11月19日のドコモ株の売却は日経平均に連動するインデックスファンドが行ったものだったのです。
これが原因で、終値付近で大量の売り注文が発生し、価格が急落したことになります。
日経平均株価に占めるNTTドコモのウェイトは0.06%ほどと僅少です。
ちなみにTOPIXにはまだNTTドコモが残っており、整理銘柄に指定後、TOPIXの構成銘柄からも除外されることになります。
ちなみにTOPIXに占めるNTTドコモのウェイトは1.2%となっており、日経平均よりもインパクトが強くなることが予想されます。
市場にはまだまだ知らないことがたくさんありますね。
現在の株価は買い取り予定金額3,900円から若干乖離しており、今後の勉強のためにも買い戻し請求を実際に体験してみようかと考えています。
上場株式ではなく、一般株式の取扱となるため、上場株式とは損益通算ができないなど、こちらも色々と知らないルールがありそうですが、これも勉強です。
いやー、ほんと投資の世界は奥深いですね。
こーた
NTTによるNTTドコモの完全子会社化。なかなか秀逸だと思います
NTTはドコモ子会社化の最中でも自社株買いを発表
優良子会社であればあるほど、上場子会社は親会社にとって非効率です
インデックス投信が純資産ランキングで上位になる世界
日本は投資発展途上国
信頼できる投資信託かどうかを評価する基準として、パフォーマンスだけでなく、いくつか確認すべき項目があります。
1番に思いつくのはコスト=信託報酬です。
信託報酬は低ければ低いほど良いです。
インデックス投信が浸透してきた昨今ではもはや当然の前提となっています。
次に思いつくのはトラッキングエラー。
連動対象となるインデックスと投資信託のパフォーマンスの差です。
もし日経平均が1%上昇したのに、日経平均に連動するインデックス投信が0.5%しか上昇しなければ、パフォーマンスが劣後しており、うまく運用できていないことになります。
個人的に信託報酬もトラッキングエラーも良いのですが、1番の評価基準となるのは純資産の額だと思います。
つまりはその投資信託の規模ですね。
純資産は大きければ大きいほど良い。これは自明です。
純資産を増やす方法は2つ。
①みんなが新規で購入すること
②運用により資産規模を増やすこと
そして更に大事なのは長い間、純資産ランキングの上位にいることです。
日本の投資信託純資産ランキングの上位の顔ぶれは今まで短期間でコロコロ変動するのが常でした。
まるでどこかの国の首相のように。
そして、ランキングの上から下まで全てアクティブ運用の投資信託が並ぶのです。
こんな状況では、この国はまだまだ投資後進国と言わざるを得ません。
何十年とインデックス投信が上位ランキングに位置する、そんな時代が理想です。
そんな時代がくれば、投資初心者も迷うことなく、とりあえずこれを買っておけば良いんだな、と思えるのです。
日経に『米国・先進国株インデックスが人気』という記事がありました。
日経の投信純資産ランキングを見ると、インデックス投信で最初に登場するのは42位のニッセイ外国株式インデックスファンドです。
今回の日経記事に掲載されているような投資信託が純資産ランキング上位の常連となるような時代を早く実現させて、投資先進国の仲間入りを果たしたいですね。
こーた
自国のインデックスが上位でないのは寂しいですが、世界の中の日本はそれほど強くないのです
カントリーファンドなんてあったらおもしろいでしょうね
投資信託はリスクを抑えた素晴らしい投資商品だと思います
Amazon Pharmacy; アマゾン薬局
アマゾンが処方薬の配送事業を開始
11月17日にAmazon.comが処方薬の配送事業を始めると発表しました。
日経でも記事がupされています。
2018年にオンライン薬局を買収しており、以前からビジネス展開を見据えていたアマゾンですが、今回驚いたのは株式市場の反応です。
11月17日のAmazon.com株式は0.15%の上昇となりました。
S&P500が0.5%の下落だったのに比べると底堅かった印象です。
しかし印象的だったのがダウ平均にも採用されているドラッグストア運営のWalgreens Boots Allianceの値動きです。
11月17日は9.6%の下落。翌18日も配当落ちの影響を除いて2.9%の続落となりました。
11月18日はS&P500が1.16&の下落、Amazonは0.96%の下落ですから、やはりWalgreensの下落が目立ちました。
Walgreensの17日の株価下落は時価総額ベースで$36.7億、約3,800億円の消失を意味します。
一方のAmazon。17日の株価上昇は時価総額ベースで$23.6億、約2,500億円の増加を意味することなります。
amazonと競合するのは何もWalgreensだけでなく、ドラッグストア業界全体になるはずですが、既存プレイヤーの株式下落が大きかったのは印象的ですね。
新しいチャレンジ、イノベーションは、消費者や既存ユーザーに新しい価値観を提供できる可能性があります。
バーチャル(ネット)とリアルは、排他的な関係ではなく、融合的なもので、良いバランスで釣り合うものだと思いますが、新規参入となるとどうしても既存プレイヤー(リアル)の反応が大きくなってしまうのですね。
マーケットの反応はさておき、ネットでの処方箋事業が消費者の生活の質向上に貢献することを願います。
こーた
Teslaの車は社会環境に良いことよりも、カッコいいというイメージが大きいですね
消費者満足だけでなく、株主満足も追求するAppleです
やはり投資の核は米国インデックスなのでしょう
TeslaのS&P500採用が発表されましたが、、、
テスラがS&P500に採用されていなかったことがすごいですよね、、、
ついにTESLAがS&P500に採用されることになりました。
指数としては12月21日から採用されるそうです。
日経によると時価総額3,868億ドルはS&P500の中で10番目に相当。
ロイターによると既存のインデックスファンドは510億ドル相当の株式を売却した上で、Tesla株式を取得することになるようです。
テスラのS&P500に対する構成ウェイトとしては1%ほどです。
すごいですね。
これほどの知名度と時価総額を誇りながら、S&P500に採用されていなかった銘柄が、インデックスに採用されることになると、インパクトはかなりのものになります。
むしろ今までなぜ採用されなかったのか疑問になりますね。
S&P500の採用基準として下記4項目があります。
①米国企業
②時価総額53億ドル以上
③浮動株が発行済株式総数の50%以上
④4四半期連続で黒字
Teslaは今まで④の項目だけ満たしていなかったようですが、ここを充足することで、採用基準を満たしたようです。
ルールに厳格で公平な姿勢を賞賛すべきなのか、時代に合わないルールを頑に守る柔軟性のなさに幻滅すべきなのか、、、判断が分かれるところかと思います。
S&P500には採用されていませんでしたが、NASDAQ上場銘柄を構成要素とするNASDAQ100や、全米株式を投資対象とするVTIには以前からTeslaが組み込まれていました。
VTIとVOO(S&P500)の最大の違いは、小型株を含むか否かよりも、Teslaを含むか否かの側面の方が大きかったような気がします。
それもこれもテスラのS&P500採用により、解消されることになるわけです。
投資において株式指数がすべてではないですが、インデックス投資家にとってはある意味 株式指数がすべてと考えることもできます。
指数を運用する上で、ルールは必要不可欠なものですが、時代背景に合わせて柔軟にルールを変更することも求められますね。
ご参考まで
こーた
アップルはメジャーな株式指数には全て組み込まれています。
NASDAQ100に対するテスラのウェイトは3.5%ほどでそれほど大きくはないです
投資の核をVOOにするか、VTIにするか、悩ましいですよね笑